湯どころ みのり
温浴施設 - 岐阜県 羽島郡岐南町
温浴施設 - 岐阜県 羽島郡岐南町
〜連続ハードボイルドサウナ小説〜
すっぽんぽん
第1話 「尾行」②
サウナ室から出た男に続きサウナ室を出る根。
男は水風呂に向かい、桶で自分の体に水を何度もかけている。
麻薬常習者というのは同じことを何度も繰り返すというのを聞いたことがある。
ある者はトイレの便座のフタを一日中開け閉めし続け、またある者は車を一日中洗車し続けたりするらしい。
根の頭脳の中のシナプスがまた繋がる。
やはり。
男は水風呂に入りながら「ちべたい、ちべたい」とつぶやく。
麻薬のやりすぎでもはや「冷たい」が言えていない。
むしろ心の中の声を吐露するのを抑えられていない。
ターゲットはやはり麻薬常習者だという確信を持つ。
そして、根も同じようにかけ水で汗を流した後に水風呂に入る。
つめた...くない、いや、やはり冷たい。
だが思ったよりは冷たくない。
まるで自分の体の周りにバリアが張られているかのようだ。
そうこうしているうちにターゲットの男は体を惑星ポポルのカエルの糞の色のタオルで体を拭きながら露天風呂に向かう。
露天風呂に入るのかと思い、根も後を追うがターゲットの男は露天風呂には入らずに椅子に座る。
いや、露天風呂入らないんかーい!
根の中の大阪人がツッコミを入れる。
根も少し離れた場所で椅子に腰掛ける。
気がついたらターゲットは消えていた。
だが、根の中にはなぜか確かな満足感がスニッカーズのように存在していた。
第2話に続く。
※〜連続ハードボイルドサウナ小説〜
すっぽんぽんは今回の掲載をもって作者都合により休載とさせて頂きます。
唐突なドラゴボネタに吹いたわ🤣打ち切りはえーよ!!!集○社から講○社に移籍して連載続けてケロ🤣今月の残りトントゥ全部投げちゃう!!
こんがりさん目立つから尾行に適してないと思うんですがw
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