スパ&ホテル 舞浜ユーラシア
ホテル・旅館 - 千葉県 浦安市
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舞浜駅に降り立った時のそれは、同窓会と同じだと思った。
大好きだったあの人が、今も変わらず素敵だといいな。
前回が良かったからこそ自然とあがる期待値、舞浜ユーラシア。
夜22:30のケロサウナに、わたし1人。思わずただいま、と言いたくなる。
ケロの安定感は言わずもがなだが、感動したのはBGM。前回訪れたのは土曜日お昼頃で、ピアノ音と小鳥のさえずりがしていた。いまは耳を澄まして微かに聞き取れる音がする程度だ。
時間に合わせてBGMを変えるこの心配りたるや、なんたるホスピタリティ…
水風呂はサラッと入り、いざ大好きな露天へ。
「?!」
わずか1か月ばかりで、フルフラットベンチが2脚のリクライニングチェアに様変わりしていた。お客様の声を反映してくださったのだろうか、この変容はサウナーにとって天国…
舞浜の風に包まれたわたしは、外気浴の素晴らしさに改めて気づかされる。
次第に口が半開き、まぶたが重たく眼を覆う。身体から余分な力がどんどん抜けていく。
私はサウナの良さを相手に伝えるとき、よく「駆け込み寺」と表現する。
本当に疲れた時、気分が落ち込んだ時でも、サウナに行けばなんとかなるから。
でも今日のユーラシアは、パワースポットだと思った。
要所要所に施された恩恵を受けると、自然と気持ちが奮い立つのだ。
明日からまた頑張ろう、と思えるのだ。
サ室の壁を触ると、芯まで熱くなっている。この木材一つ一つが熱をまとうことで、自然な暖かさになるのだろう。
私は感謝と共に、無骨なケロをそっと撫でた。
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