高崎 京ヶ島天然温泉 湯都里
温浴施設 - 群馬県 高崎市
温浴施設 - 群馬県 高崎市
国民の甥と群馬のサウナを巡る2日目。
大浴場に巨大な上毛かるたが吊り下げられている『湯都里』にもやって来ました。
『毎日サウナ』から直行したので、「風呂入って漫画読んで、何か食べよう」って感じで。
脱衣所で甥に「叔父、脱ぐの早い」と言われ、そこから「脱ぎ上手」とか「脱ぎ坂46」とか一瞬ふざけ始めたのですが、すぐさま公共の場であることに気付き、サイレントモードに。
私たち、顔とマナーだけは良いんです。
コチラの施設は、外観も内装も旅館テイストで、溢れんばかりの趣があります。
甥も大正時代のような雰囲気を絶賛していましたが、群馬県民の誇りとも言える上毛かるたには、さほど興味を示しませんでした。
たしかに知らない人からすると、やたらとデカい謎のオブジェに過ぎず、若干の薄気味悪さを感じるかもしれません。
ちなみにプライベートサウナとは違うので、基本的には自由行動。サ室でも甥は上段、私は下段と座る位置から出る時間までバラバラです。
露天で一緒になった時でさえ、ほとんど言葉は交わさず、恋人同士なら目と目でアイコンタクトするところを、我々は顎と顎で意思疎通を図ります。
内湯に行くぞ、あっちの方に行ってる、もう出るなど、だいたいのことは顎で通じます。
サウナ帰りのため、1セットと露天風呂&塩サウナでサクッと終わらせ、少し休憩してから食事処へ。
今回、甥は2泊3日で来てくれたのですが、個人的に最も印象に残っているシーンが、この食事処での甥の表情。
普段はニコニコしながら喋ったり、ゲラゲラと笑ったり、楽しそうな表情を見せることが多く、たまに真面目な話をしていても、難しそうに眉をひそめたり、驚いて目を見開いたり、コロコロと表情を変えるタイプです。
それなのに、ここで飯を食べている時は完全に無表情。能面。不気味なオブジェ。上毛かるたの絵札。
何か食べると食レポが始まり「長い!」と私に叱られて、それでも「短めに言いますね」と断りを入れてまで感想を伝えようとする子が、無表情かつ無言で、小鳥が餌をついばむように少しずつ口に運んでいました。
静かにしなきゃ…と途中まで我慢していたけれど、耐えられずに大笑い。
明らかに不服そうじゃん!!
念のために言っておきますが、私が食べたビーフシチューは大変おいしゅうございました。
甥が「スパルタンレースに出るから」と言って、鶏ムネ肉と玄米のセットみたいな味気ないメニューをチョイスしただけです。
しばらくは、この時の顔を思い出すだけで、完璧にととのえる気がします。
男
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