けんけん

2022.12.05

1回目の訪問

ネットや雑誌でよく取り上げられているモダン銭湯「改良湯」へ。
向かう道中冷たい雨に打たれ、しっかり体が冷えたところで入湯。
サウナ別料金のため、サウナ利用者は受付にて腕にピンク色のバンドを着ける。

浴場は、大きな壁画に薄暗い照明。ブルーを基調として、オレンジの明かりなど、もはや銭湯のイメージを大きく変えるモダンさ。
地域性なのか、近所にヤ〇ザの事務所があるのか知らないけど、10代~20代前半くらいの客の何人かに刺青やタトゥーが入っている。
おしゃれなタトゥーならファッションとして全然許せるが、がっつり任侠刺青が入っている客が5人くらいいたので、ちょっと怖かった…。店員は入店拒否できないのかね。
と思ってたら、後から調べたらここは反社はダメだけど、刺青NGにはなっていないんだね。
だからやけに多いの納得。
「刺青=怖い人」というのは、昭和の偏見なんだろうか。

サウナは真ん中に焼き石があり、左右に2段。やや熱めの100度程度。
オートロウリュウ。
焼き石スペースがしっかり大きいので、ロウリュウすると一気に熱くなる。
水風呂は深めでしっかり冷えている。
そのまま外気浴スペースは、バックヤードを改装した感じだが、手作り感もありつつもモダンでよい。
ベンチが10個ほど並ぶ。
客の平均年齢は30歳前後といった感じだが、その中に混じって80歳くらいのおじいさんもいたりするので、住宅街の銭湯の価値を温存する独特な雰囲気。

2セットで終了しようかと思って、外気浴をしてたら「このあと5分後にゲリラアウフグースです。」と。
実は、私はにわかサウナーのため、まだアウフグースを体験したことがなかったので、もう1セットを決意。
熱波師は「アナコンダ●●さん」という名前だったかな。
おもむろにはいってきたアナコンダさんはモバイルスピーカーから奥田民生の「さすらい」を流し、局のリズムに合わせるがごとく、巨大タオルをバッサバサと。
私に向けにおもいっきり熱波をぶつけてくださり、全身で受け止める。
これまでじっと蒸されているだけだったにわかサウナーの私は、未体験ゾーンへ。
毛穴に熱風が侵入してくるような感覚の先に、乳首がヒリヒリ熱い。

2曲目はTHE BLUE HEARTSの「情熱の薔薇」
爆音で流れる音楽、ミントアロマのロウリュウからの全力熱波。
最高すぎた。
最後、サウナ室内が大きな拍手に包まれ、私もここ数年で最も大きな喝采を送りました。

脱衣所で着替えていたら、タオル交換に来た店員は若い美人女性スタッフ。
同年代の男が何人も全裸でいるが、全く動じないことに令和の銭湯を見た。

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