田辺温熱保養所
温浴施設 - 岐阜県 大垣市
温浴施設 - 岐阜県 大垣市
岐阜 サウナで調べたら上の方にでてきた。聞き覚えがあるなと思ったらかるまるの蒸風呂のモデルになったところか。そういえばそうだったかも。ということでせっかくの10連休を使っての東海サ旅、行くしかないということでこちらに。電話口の時点でもういい人感しかしない田辺さん(奥さん)に予約の電話を入れる。1回目の利用だと利用時間が制限されてるのか。
着いてみてびっくり。母方の祖母の家かと錯覚してしまうほど作りが似ている。壁の色とかもろ一緒。初めて訪れたのに「ただいま」と言いたくなってしまう。
この日は中部北陸地方の前日までの大雨もあってか、人が少ないようでほぼ貸し切りですとのこと(結局その日私含め男は4人のみ)。
施設内を案内して頂き、諸注意を受けたのち身を清めいよいよ蒸風呂に。
1回目は8分くらいは入れる。とのことだったが5分が限界。なんだこの熱さ(痛さ)は。しきじの薬草に似ても似つかないこの感じ。立ったまま入るというのもなんか独特。
シャワーで流すことは推奨されなかったため1回目はそのままで。計4セットを終え奥さんに用意して頂いた畳で大休憩。時間の経過がゆっくりに感じる。いつまでもこんな日常が続いてほしい。その後もほぼ貸切状態が続き、全部で9セット。
蒸風呂っていいな。正直、以前かるまるに行き、蒸風呂を体験した際にはそこまでよさがわからなかった。自身の蒸風呂愛が薄かったからか。いや違う。恐らく、居心地や人含めての田辺さんの良さだと思う。決してかるまるのことを悪く言いたいわけではない。正直、どれほど良いとは言ってもこちらはかるまるほど痒いところに手が届くような完成形の優等生ではない。サントルはなければ、ずっと浸かっていられる不感の湯もない。お風呂から出て漫画を読みながら唐揚げ定食のご飯大盛りが食べられることもない。だがそれがむしろいい。
祖母宅の延長のような居心地のよさは他では到底マネができない。ある意味、蒸風呂だけで他の設備頼みでないところこそが特徴にして施設最大の強みだと思う。ラーメン一本勝負みたいなね(適当)。
無論、東京に住みながら普段使いするサウナ施設に優しさを求めたことなど一度もないが、偶にはこうして人の優しさに触れに行くのもありだな。保養所という名の意味を理解できたような気がした。
結局田辺さん(旦那さん)に大垣サウナまで車を出して頂き、道中美味しいお店まで紹介して頂いた。都会の生活に疲れた全ての人類にお勧めしたい。疲れてなくても行ったらなにか新しい発見があると断言する。
そして、これを書いてるうちにかるまるにもまた行きたくなった。
男
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