【閉店】カプセルホテル渋谷
カプセルホテル - 東京都 渋谷区
カプセルホテル - 東京都 渋谷区
土曜日 晴天 通常利用
館内滞在時間 12:05 〜 13:05
入泉時間 昼の部 12:10 〜 13:00
入泉プログラム
昼の部 (10 × 3) M (1 × 3) G (5 × 3)
本日のビール 瓶ビール3本
本日のサ近所呑み チョウヅメ(煙腸)
本日のメインディッシュ 〝禁酒〟
成人してからの人生の中で九日間だけ禁酒をした日があるが、自発的ではなく強いられたと言った方が正しいだろう。
それは五年前にさかのぼるが、突然の病魔に襲われてしまった時の話だ。その病とは小腸イレウス、つまりは腸閉塞である。当時は西麻布のラウンジに毎日のように通い、アフターには深夜の焼肉という今よりも怠惰な暮らしを送っていた。そんな不規則な生活リズムや暴飲暴食がたたり、目に見えない臓器が悲鳴を上げてしまったのだ。その入院生活の間はアルコールはおろか、水すらも口にできない絶飲絶食の日々を余儀なくされた。どうにか無事に切開手術は避けられ退院する事ができ、その足で最初に向かったのが自宅に程近いサウナだった。それ以来の訪問となるが、ここに来ると当時の事を思い出さずにはいられなかった。
フロントで60分一本勝負のチケットを購入し、エレベーターで脱衣所に上がって行く。火鍋のような独特な形状をしたロッカーに服を収め浴室へと向かうが、今度はエレベーターを待ちきれずに階段を駆け上がる。土曜日の道玄坂上交差点を眼下に見ながら、特別な時間への扉を開けた。
まさかの貸切の浴室で洗体と予熱を怠らずに、こじんまりとしたサウナに入った。贅沢な程の静寂に身を委ねながらの蒸し工程と、遠凪のような静けさの中での水風呂を繰り返した。しかし時間の制約ばかりは覆す事が出来ずに、短めの休憩を含めた3セットを終えた。
矢継ぎ早ではあったが久しぶりの渋谷蒸しを楽しんだ後は、退院時に快気祝いのパーティーを開いてもらった老舗台湾料理店に足を運んだ。なぜこの店を腸閉塞が完治した私のために選んだのか友人に尋ねてみると、驚くべき言葉が返ってきた。それはもう二度と腸閉塞で苦しむ事のないように、名物料理の〝腸詰め〟を食べさせたかったとの事だった。
そんな友人たちの愛のある仕打ちを思い出しながら、今回も戒めとして腸詰めを味わった渋谷道玄坂の昼下がりでした。
男
カプセルホテル渋谷で小休止のあとは、麗郷に行って紹興酒とか、さすがシャチョー!(実際は超冷たい生ビールだろうけど。腸詰だけに…)
ここで麗郷の写真を見るとは!懐かしい!
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