アクアプレイス旭
銭湯 - 東京都 台東区
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2戦目「アクアプレイス旭」。浴場のお客さんは高齢者数人 feat. 高校生らしき少年2人というスキスキスー。マッハで洗体してサ室に駆け上ると、ほぼ満員御礼。やはり浴場の混雑具合とは一線を画す旭のサ室。
温度計は118度。アスカであれだけ汗を放出したってのに、濁流のごとく噴き出てくる。このままだと脱水症状になるんじゃないかと不安に陥り、4分というお子ちゃま級の分数で一度退場——しようとすると常連さんなのか、「なんやおまん、初心者か。ワイはもう20分、入っとるけんさかい」的に高圧的な表情を向けて鼻で笑うおじさん。
吉田栄作ばりに「うぉぉぉぉおおお」叫んでやろうかと思ったけど、マナーの悪い客だと思われるのはご勘弁。そっとサ室を退室し、階下に降りて冷水シャワって、脱衣所で水分補給。
2セット目。サ室には少年2人もIN。若僧に負けてられんと思いながらも6分でギブ。また高圧おじさんに鼻で笑われてしまうと思って目を向けたら、完全にイッてた。合掌。
水風呂に入ろうとしたら、先客おじさん。汗を手桶で流して入水、と思った瞬間、顔半分を沈めて息を吐き出してる。「ナチュラルバイブラ、ありがとうございます!」——などとなるわけもなく。そのタイミングで番台チャンネーによる恒例サ室マット交換タイム。そこで事件は起きた。
「失礼しまーす! マット交換しまーす!」と快活な雄叫びによってサ室にいたお客さんは全員出払う。そのときだった。
サ室から顔を真っ赤にした少年も出てきたわけだが、118度の熱によって真っ赤になっていたのではなく、突然女子がサ室に入ってきた恥ずかしさから真っ赤になったんだと推測。そして、明らかに片割れの少年の旭(比喩)がととのっていた。
水風呂はナチュラルバイブラおっさん、先に出払って入水した高圧おじさんなどで埋まってしまったため、逃げ場のない少年の旭。若かりし頃の旭というのは不条理な生き物で、こうしたハプニング時における「鎮まれ! 鎮まれ!」という願いは、かえって逆効果。
どうやら少年のわんぱく旭に気づいた相棒の少年。至極冷静なトーンでこう言った、「またかよ、おまえ」。初めて「アクアプレイス旭」を訪れ、予期せぬ女子によるマット交換タイムを受けての初体験かと思ったら、すでに経験者だった。
ととのい方は十人十色だけど、気性の荒いお絵かきおじさんも多い「アクアプレイス旭」。「なに見てんだよ」じゃなく、「ナニ見せてんだよ」と叱られないようにしてほしいと思った。
男
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