神戸サウナ&スパ
カプセルホテル - 兵庫県 神戸市
カプセルホテル - 兵庫県 神戸市
午前5:10。JR三ノ宮駅に夜行バスが到着。降りてすぐ足早に向かった先は神戸の聖地こと、神戸サウナ&スパ。
チェックインを済ませて抱えてきた大荷物をロッカーに押し込み、館内着を着ていざ、7階大浴場へ。
足元の優しいシャワー、サ道2021で見たまんまで感動!浴室中央に位置するハンガリアンバスに入る。「んあぁ〜〜」と思わず声が漏れた。むんむんと立ち上る湯気とバイブラの泡と共に長旅の疲れが一気に消えていく。見上げると上階が吹き抜けになっていて開放的。神戸ならではの異人館的な、西洋チックな装飾がテルマエを彷彿とさせた。露天の天然温泉で浮かぶ丸太にしがみついたりとじっくり湯浴みを楽しんだのち、いよいよサ室へ。
メインのロッキーサウナは横長3段構成でガッツリ110度!時間帯もあってかお客さんも4人しかいない。入室3分で滝のように汗が滴る。心拍数が150になったところで退出、露天の水風呂へ。阪神淡路大震災に由来する11.7度を指す温度設定に覚悟を決めてゆっくりと入水。「あ、…思ったよりも殺人的な冷たさじゃない」心の中で安堵しつつも、夜明け前極寒の屋外という環境が輪をかけて強烈な冷気を放つ。身体についた水を丁寧に拭き取りゆっくりと木製ベンチに腰掛け外気浴。闇夜の空を見上げながら深く息を吐くと、やばい、1セット目から整いそうだ。
神戸のど真ん中に、こんなオアシスが隠されていたなんて。
2セット目は水風呂の隣、屋外にどっしりと構えられたフィンランドサウナへ。フィンランドから直輸入された木の宝石、「ケロ材」を使った贅沢な本場のサウナ。室内は天井が低く屋根裏部屋のような様相。光源は小窓から入る外光と僅かな照明のみのためかなり暗い。が、これがまた静謐な空間を演出しておりたまらない。加えてセルフロウリュも可能な粋なサービス。「ロウリュ失礼します」と声をかけた後、アロマ水をサウナストーンにゆっくり2回しかける。この狭さのため体感温度上昇のスピードも抜群に速い。一気に全身から汗が吹き出す。退室後は楽しみにしていたヴィヒタによるセルフウィスキング。初めてやってみたがこれはいい。ヴィヒタはもっと硬いものかと思っていたが強く叩いても優しい刺激で気持ちいい。
3セット目になると少し人も増えてきたがそれでも十分余裕があり、じっくりと自分のペースでサウナを楽しむことができた。
明けてきた淡い青空の元、ベンチでゆったり外気浴に興ずるこの時間は、何物にも変え難く、誰にも邪魔されない最良のひとときであった。
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