励明園
ホテル・旅館 - 大阪府 大阪市
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先日のルーマプラザで活性してしまったので薬湯をメインに。
ここは以前来た時に、大敗を喫した薬湯風呂がある。
二度と来ないよちくしょう!と捨て台詞を吐きそうなクソザコ。
名前も励明園。黎明…おお…なんと素晴らしい。
とんでもない薬湯については後ほど。
実はここのお風呂、サウナもちゃんとある。しかし凄くぬるい。
これじゃ温まらないよ整わないよ…ではない。
ステーキ肉を「休ませる」って言うじゃないですか。アルミホイルで巻いて。
体が油断する様な不感の湯のくらいでじんわりと30分以上かけて加熱する。
自らの腹肉が鮮やかなミディアムレアの肉質に変わっていく事を夢想しながら
これもそんなに冷たくはない水風呂に入る。
うん。お料理です。臭みが抜けたかのよう。
お料理となれば次は下味。カレーみたいな色をした薬湯。どうみても毒沼です。
薬湯につかる。ここは例外的にタオルで秘所を隠して良い。
それほどまでに強烈な薬湯が染み渡るにつれ…
ひりひり、ビリビリ、ザクザクと鋭利になっていく擬音。
皮膚の薄い部分がもはや金たわしで削られているかのようだ。
カチカチ山を思い出す。狸さんだったのか。おのれ兎許すまじ。
水風呂に避難すると、それまでの痛みが霧散する。
幻術か?と思って白湯に入ると倍返ししてくる激痛。
クソザコの記憶がよみがえる。脱衣所にへたり込む。ざーこざーこ。
もう一度挑む。負ける。ざーこざーこ。
あの優しいサウナに入ったら今どうなるのか…
二度目の大敗を喫した。
帰り道も中央線に乗っているくらいまでは痛い。
のだが、乗換くらいで急に消し飛ぶ痛みと感じたままの高揚感と熱。
「引くほど体調が良くなる」薬湯。
ととのうとは明らかに異質、だけど何かを感じられる片鱗。
一度、お試しあれ。その日仕事にはならないから休みの日推奨。
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