滝本洋平

2025.06.01

1回目の訪問

シーサーサウナは、ととのえ親方プロデュース。
水着着用・男女共用で、朝7時から夜24時まで好きなだけ入れるという、サウナーには夢のような環境だ。サウナ室の中に入るとまず目を引くのが、沖縄の守り神であるシーサー。職人による美しい造形も素晴らしいが、30分に1度、ストーブに向かって口から水を噴射するという大胆な仕掛けが最高。ロウリュのたびに驚きと笑いを誘う。

ストーブはデイゴの花に見立てたデザインの大きなストーブと、ボナストーブのハイブリッド構成。温度計は82度を指していたが、体感温度はそれ以上。湿度が高くガツンと暑く、体の芯まで温められていく感覚がたまらない。

そして、サウナの目の前には2種類の水風呂が。16.5度のちょうどいいやつと、9度のキンキンのやつ。そしてなんと、そのすぐ隣には38度のお風呂が並んでいて、仕切りをまたぐだけで温冷交代浴ができてしまう。この動線、完璧すぎる。「セブンまたぎ」と名付けよう。

外気浴はファミリープール越しに椰子の木が風に揺れる景色を眺めながら、リクライニングチェアで。いろいろな国の子どもたちが無邪気にプールではしゃぐ姿を見ながらの外気浴は、ただの癒しではなく、ピースそのものだった。
大人だけの空間のように思われがちだが、子連れファミリーサウナーにとって、ここは間違いなく理想郷だ。

さらに2階にあがれば「スカイビューサウナ」が。こちらは20歳以上限定の「Sky Bar by BATIDA」内にある大人のための隠れ家のような空間。インフィニティプール、ジャグジー、シーシャ、バーカウンター……。ここには大人の自由がぎゅっと詰まっている。
昼も気持ちよかったが、夜の時間がたまらなかった。

サウナルームからは、プール越しに海と水平線が一望できる。そして、ロウリュには石垣島の月桃茶を使った煮出し湯。甘く爽やかな香りに包まれて、深く深く身体に染み込んでいく。
キンキンに冷えたジャグジー型水風呂も最高で、そのあと“そのままプールにダイブ”が代理正解。体ごとプカッと浮かび、夜空に星を見上げる。しばし世界から自分が切り離されたような、不思議な浮遊感に包まれる。

プールサイドには、足をつけたままドリンクが飲めるバーカウンターがあり、プール内に設置されたチェアに腰掛けて、オリジナルカクテルを片手にととのいの余韻を楽しめる。俺は酒飲めないけど。
さらに、プライベート感抜群のカバナに寝転び、大判のタオルにくるまれながら外気浴……ここまで来るともう、体が物質として存在していることすら忘れてしまいそうになる。昇天。

リゾートの解放感とサウナの深い没入感が融合したセブンバイセブン。
サウナホテルの未来は、もうここにある。

滝本洋平さんのseven x seven 石垣のサ活写真
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