滝本洋平

2025.02.08

1回目の訪問

サウナ飯

足を踏み入れた瞬間、心にふわっと風が吹いたような解放感が広がった。
高い吹き抜けが開放的で、大きな帳が柔らかく光を受けて舞っていた。

墨色が美しい焼杉の壁と吹き抜けに感動しながら大きな帳をくぐると、小さな扉が現れる。その先がサウナ室だ。
入った瞬間、すぐにわかる心地よさ。
フィンランド・NARVI社の薪ストーブの中ではゆらゆらと炎が揺れるている。温度計は80℃、マイルドでウェットな大好きなコンディション。壁一面を覆っているのは、職人が焼き上げたという笠間焼タイル。その数はなんと400枚を超えるという。
美しく、そして実に気持ちいいサウナ。

ロウリュをすると温かい蒸気が降り注ぎ、全身を優しく包んでくれる。
絶妙なバランスで、ロウリュの良さを存分に味わえるサウナ室になっている。
一緒に入ったフィンランド人のラウラさんも「心地よさに感動!まるでフィンランド」と喜んでいた。
サウナの本質に気づかせてくれる気持ちいい空間だ。

はじめからうまくいったわけではないそう。
なかなか温度が上がらず、試行錯誤を重ねて、やっと辿り着いたコンディション。
最初からそこそこの体感が生み出せていたら、この感じは生まれていなかったのかもしれない。
こんなサウナ室が増えて欲しい。そう素直に思わせてくれる。

こだわりの水風呂は2種類。
陶器の里・笠間ならではの信楽焼の壺型水風呂には、地下120mから汲み上げている天然水が注ぎ込まれている。「年中15~16℃を保ちます」と書いてあったが、冬場ということもあり体感はもう少し低め。とはいえ嫌な冷たさはまったくなくて最高。
もうひとつは、稲田石の浴槽で、こちらはチラーで冷やされた水が注がれていて絶妙な水温になっていた。
逆サイドにも同じ形の浴槽があるが、こちらは温かいお湯になっていて、入ると体も体もとろけてしまって抜け出せなくなった。天国。

そしてここは休憩も最高。
ど真ん中に用意されているのは、2m四方の畳敷レストベッド。大の字になって寝転ぶと、四角に切り取られた空が広がっていて、降り注ぐ太陽の光に包まれる。
1セット目は雲のない青空がパキッと広がり、2セット目は雲がゆっくりと流れ、3セット目は飛行機が横切って行った。夜は月や星も見えるのだろうか。
ちょうど良い風も吹き込んできて、全身を優しく撫でていく。

2階には畳が敷かれたエアコン完備の内気浴スペースもあり。この部屋からも空を眺めることができ、ぽかぽかの光が降り注いでくる。ポンチョに身を包み寝転べば、あっという間に時間が溶けていく……ヤバい場所。
KASAMABI、おそるべし。

滝本洋平さんのKASAMABI SAUNAのサ活写真
滝本洋平さんのKASAMABI SAUNAのサ活写真
滝本洋平さんのKASAMABI SAUNAのサ活写真

和栗やー古ーinishie

栗スイーツのミニコース

いただいたデザートコースすべてが衝撃的に美味しかった。 世界一、いや宇宙一のモンブランだ。

サウナ飯 supported by のんあるサ飯
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