滝本洋平

2024.08.13

1回目の訪問

もう外観だけでワクワクが止まりません。
レトロ銭湯やノスタルジックサウナなんて言葉では到底表現しきれない風格。もはや重要文化財。
裏手にある煙突部分なんかは映画のセットやディズニーでも再現できないレベル。
もう入る前からファンになっちゃいます。

サウナは「静」と「動」の2種類。
洞窟をイメージしてつくられた「静」は一段ベンチで6人くらいが入れるサイズ。黒基調の内装で暗めの瞑想型で、会話はNGの静かなサウナ室。セルフロウリュOK。
サウナストーブは、エストニアのSaunum。
空気循環システムが搭載されていて、上部にあがった高温の蒸気をダクトで吸い込み、ファンによって下部に送り、床あたりにとどまっている冷たい空気と混ぜるのです。
この循環によって、酸素を多く含んだ空気を全体に広げ、呼吸がしやすく、そして全体の温度が均一に保つようにしているそう。
温度は90度ほどで、湿度もどっしり感じられます。

もうひとつの「動」は、明るいサウナ室。
TVモニターがついていて、BGMは懐かしいJ-POP。レンガ張りの壁に三段ベンチ。
こちらのストーブはフィンランドのHARVIA。15分ごとにオートロウリュがあるらしい……と話していたら前触れもなくブシャーっと激しくかかったのでびっくり。
温度は80度と少し抑えめにしてあって、湿度をしっこり保つことで体感温度を上げているスタイル。とても好印象でした。

水風呂は浴場の中央。
水温14-15度くらいで、深さは80センチ。ここは元の浴槽をそのまま使っているのではなく、わざわざ掘って深くしてつくりあげたみたい。
横向きに入ると、縁に頭と足を乗せられるナイスサイズなので、みんな横向きに入っていてなんかほっこりしました。もちろん俺も。
ちなみに奥にはお風呂もあり。温かい湯に浸かれるのはすごく大事ですよね。

外気浴エリアは、なんとかつて薪をくべていたスペース。外でドキドキしながら眺めていた煙突の内側が目の前に!
アディロンダックチェアやインフィニティチェアがならび、さらにハシゴで登るロフトのような場所があり、畳が敷かれていて横になれるのです。
(普通の畳だったので耐久性は気になりますが、完全にフラットになれるのは最高)
休憩しながら上を見上げると、昔のままの梁や骨組みが眺められます。そこに、町の生活音が静かなBGMとして聞こえてくるのです。

消えかけた火が、サウナによって再びともり、重ねてきた歴史を丁寧に残しながら、新しいスタイルと融合させて日本中から若者を集めている……そんな素敵な物語。

これから、どんな物語を紡いでいくんだろう。
まだまだこれからも楽しみだなー!

滝本洋平さんの龍城さうなのサ活写真
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