滝本洋平

2024.06.30

1回目の訪問

サンゴノサウナ。
なんと、宮古島のサンゴでつくられたアースバッグサウナ!
袋に土を入れて叩き、積み上げてつくるアースバック工法のサウナが珍しい上に、さらにその素材にサンゴを使っているという世界唯一のサウナ。アースバッグビルダーのタカなどプロフェッショナルを講師に招きながら、宮古島の仲間たちみんなの手でつくりあげた汗と涙の結晶。

まず見た目が最高!
曲線が美しいアーティスティックなフォルムのサウナ室、その後ろにはヤシの木の大きな葉っぱが揺れる。
おとぎばなしに出てきそうなかわいい扉には、船室のような円窓があり、沖縄地方でお守りと言われるスイジガイが飾られている。
ロープの取っ手を引いて中に入ると、まずは前室が登場。この空間がサウナにはすごく大事!
もうひとつの扉には、かわいいシーグラス。この扉を開くといよいよサウナ室だ。

そこに広がっていたのは、小さな白の世界。
夜光貝でつくられたランプが優しく照らすほの暗い空間。
中に入ると、巣の中に入ったような、母親の胎内に戻ったような感じで妙に落ち着く。
蓄熱性も高いらしく、全体から気持ち良い熱を感じられる。
ロウリュをすれば、厚みを持った熱の塊が一瞬で全身を包んでくれた。しかも月桃の華やかな香り。
アースバックは円を描くように土嚢を積み上げていく工法なので、どうしても先が細くなっていく形になる。だから天井部が少し高くなってしまうのだが、ここは入り口でステップ2段分くらい床が上げられているので、その弱点がうまく解消されているのだ。わかってるねぇ。
コンパクトなサウナ室だからこその質感の良さ。
仲間6人でぎゅっと入って、反響する声で語り合う楽しさも最高だった。

サウナ室と一体化する形で、アースバックでつくられた水風呂。
南国の水風呂だから多少温くても仕方ないよね、と思ったら、しっかり冷えていた。
ちゃんとチラー(冷却水循環装置)が入っていて、この日の設定は15.5度。
なんてこった、嬉しい誤算。

タープの下でインフィニティチェアに寝そべって、揺れる葉っぱと流れる雲を眺めながらの外気浴。
みんなで語らいながら優しい風に吹かれていたら、うっかり2時間くらい経っていた。
人生最長の外気浴。日常の悩みや気になっていたことは、吹き飛んでしまった。
というか、どうでも良くなっちゃった。

宮古島の旅を思い出しながら考えた。
本当の幸せって、なんだろう。

もうね、嫌なことがあったら宮古島に来ればいいよ。
そして、このサンゴノサウナに入って、ゆるりと外気浴をしながら、心を解いて。
そこにある幸せをふわっと感じられれば、きっと何かが変わるはず。

次は誰と行こうか。
まずは家族で行きたいな。

滝本洋平さんの貸別荘ゆいゆいのサ活写真
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トントゥとは?

2024.06.30 22:07
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こちらは、一棟まるごと貸しきることができる民宿ゆいゆい。 もちろんサウナに入って、そのまま宿泊。 オーナーのカツさんは、本当の幸せを求めて、宮古島に移住。 宮古島で生活しているうちに、「この魅力をより多くの人に体験して欲しい」と思い、8年前に民宿ゆいゆいを開業したそう。 カツさんは素潜り漁師&シェフ。 漁のスタイルはスピアフィッシングという水中銃を使った素潜り漁! 真っ暗の夜の海の中で、魚や伊勢海老、貝などを獲り、締め方から熟成など調理方法にこだわり抜いた「素潜り漁師の宮古島満喫海鮮コース」を出してくれるのだ。 これがまた驚きの連続。こんなの東京で食べたらいくらになるんだろう。 いや、こんなに新鮮で海鮮の素材本来のうまみを活かした料理、東京じゃ無理か。 宮古島を思いっきり体感できる魚のコース、マジでたまりませんよ。 このカツさんの料理までが、ゆいゆい&サンゴノサウナの魅力。 宮古島に行くなら、絶対に味わって欲しい! ああ、宮古島に今すぐ戻りたい……。
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