貸別荘ゆいゆい
一棟貸し宿泊施設 - 沖縄県 宮古島市 事前予約制
一棟貸し宿泊施設 - 沖縄県 宮古島市 事前予約制
サンゴノサウナ。
なんと、宮古島のサンゴでつくられたアースバッグサウナ!
袋に土を入れて叩き、積み上げてつくるアースバック工法のサウナが珍しい上に、さらにその素材にサンゴを使っているという世界唯一のサウナ。アースバッグビルダーのタカなどプロフェッショナルを講師に招きながら、宮古島の仲間たちみんなの手でつくりあげた汗と涙の結晶。
まず見た目が最高!
曲線が美しいアーティスティックなフォルムのサウナ室、その後ろにはヤシの木の大きな葉っぱが揺れる。
おとぎばなしに出てきそうなかわいい扉には、船室のような円窓があり、沖縄地方でお守りと言われるスイジガイが飾られている。
ロープの取っ手を引いて中に入ると、まずは前室が登場。この空間がサウナにはすごく大事!
もうひとつの扉には、かわいいシーグラス。この扉を開くといよいよサウナ室だ。
そこに広がっていたのは、小さな白の世界。
夜光貝でつくられたランプが優しく照らすほの暗い空間。
中に入ると、巣の中に入ったような、母親の胎内に戻ったような感じで妙に落ち着く。
蓄熱性も高いらしく、全体から気持ち良い熱を感じられる。
ロウリュをすれば、厚みを持った熱の塊が一瞬で全身を包んでくれた。しかも月桃の華やかな香り。
アースバックは円を描くように土嚢を積み上げていく工法なので、どうしても先が細くなっていく形になる。だから天井部が少し高くなってしまうのだが、ここは入り口でステップ2段分くらい床が上げられているので、その弱点がうまく解消されているのだ。わかってるねぇ。
コンパクトなサウナ室だからこその質感の良さ。
仲間6人でぎゅっと入って、反響する声で語り合う楽しさも最高だった。
サウナ室と一体化する形で、アースバックでつくられた水風呂。
南国の水風呂だから多少温くても仕方ないよね、と思ったら、しっかり冷えていた。
ちゃんとチラー(冷却水循環装置)が入っていて、この日の設定は15.5度。
なんてこった、嬉しい誤算。
タープの下でインフィニティチェアに寝そべって、揺れる葉っぱと流れる雲を眺めながらの外気浴。
みんなで語らいながら優しい風に吹かれていたら、うっかり2時間くらい経っていた。
人生最長の外気浴。日常の悩みや気になっていたことは、吹き飛んでしまった。
というか、どうでも良くなっちゃった。
宮古島の旅を思い出しながら考えた。
本当の幸せって、なんだろう。
もうね、嫌なことがあったら宮古島に来ればいいよ。
そして、このサンゴノサウナに入って、ゆるりと外気浴をしながら、心を解いて。
そこにある幸せをふわっと感じられれば、きっと何かが変わるはず。
次は誰と行こうか。
まずは家族で行きたいな。
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