蒲田温泉
銭湯 - 東京都 大田区
銭湯 - 東京都 大田区
海洋ミネラルたっぷりの温泉。サウナとの相性は悪い訳が無い。意味不明なぐらい熱いと評判の熱湯でブーストすべく、黒湯の本場、蒲田に向かう。
脱衣所は非常にキレイ。浴室はかなり経年劣化しているものの、不衛生な感じはしない。左奥には黒湯。真っ黒。低温、高温に分かれている。手前が44度の低温。普通この温度を低温とは呼ばない。奥が高温。47〜50度フラット。手を入れてみる。一瞬で悟る。これは無理だ。どうしようか考えながらサ室へ。サウナキーは1番。お客は私1人。
・1セット目
数年前リニューアルしたらしいサ室。小さめガス遠赤。L字2段だけど段が異様に高い。曲がり角にタオルを敷きあぐらをかく。なんともホームメイド感のある狭めの座面。墨汁のような匂いがするが、おそらくこれは黒湯の香り。あの黒湯をどうしようか。まさかアレ程とは思わなんだ。あんな熱い風呂に誰が入れるんだろう。掛け湯をするにしても50度なんてどうかしている。8分経過で何も考えられなくなり退室。低温黒湯で掛け湯をし水風呂へ。表示は10度だけど体感は19度。水はキレイだけど、ちょっと塩素がキツめ。常時給水。押して出すタイプの水道もある。気持ち長めに入ってから脱衣所で休憩。
・2セット目
墨汁の匂いがよりパッキリする。さっき気付かなかった水の流れる音、ストーブの稼働音、座面の振動が分かる。2セット目は言わば覚醒済みの状態。サ室が本当の姿を表す。普通だ。また黒湯が気になってきた。そもそもなぜあんな温度にしているのだろう?低温黒湯を広げた方が良いのではないか?広告的な位置づけか?挑戦状なのか?それとも実はツワモノ常連がゴマンといて、一見客を嘲笑い楽しんでいるのか?薪ストーブで加温しているこの確信的行為に脳がついていかない。10分経過で何も考えられなくなり退室。
勢いに任せて高温黒湯へ向かう。床に膝をつき、意を決して頭からかぶる。あっ、結構気持ち良い。この肌がビリビリと焼ける感じ。慣れれば何度でもかぶれる。入るのはやっぱり無理だけど。もしやブースト用なのか。。。最高に仕上がったことは言うまでもなく、至福の水風呂で昇天。
休憩後の3セット目は、低温黒湯3分+サ室5分+高温掛け湯+水風呂1分。しっかり体を拭いてから脱衣所で休憩して本日のサウナ終了。クイックルで床の水滴を拭いて常連を装う。ハイ、濡らしたのは私です。
フロントで2階に上がる階段を発見。上がると食事処とステージがある。週末の光景が目に浮かぶ。外に出て右に少し歩くと山盛りの薪。その奥にストーブ。燃えている。暖かい。しばらくボーッと見入る。因みに「美肌」という点では都内最高峰の湯ではないかと思う。
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