アクアセゾン
銭湯 - 東京都 板橋区
銭湯 - 東京都 板橋区
4年勤めた会社を退職し、転職も決まった。
次の会社の勤務は4/1からで、今は金も時間もある、この先人生に二度と訪れないであろう、小さなモラトリアムが始まった。
存分にサウナに入りまくろうと思う、
ただ、意外とやることがある、二輪免許の教習やら、マイナンバーカード受取やら、ワクチン接種やら、今まで忙しくて有給なんか取れなかったので全て一気に終わらせようと思った。
それらがある程度落ち着いて、ようやくホームサウナのアクアセゾンに足を向けたのがこの日だった。
この日は体調に異変があった、重度の花粉症で、涙やくしゃみは勿論、神経がおかしくなってるのか、動悸や冷や汗、悪寒まで感じていた、花粉症でこんな深刻な症状になるのは始めてのことではないが、久しぶりに応えた、サウナに入れば何か良くなるかもしれないという狙いもあった。
88度〜90度のサ室に入って、直ぐに異変に気付いた、温まっていく身体の芯に、悪寒が少しだけ残っていて、サ室に長く居れば居る程、その悪寒が少しずう解消されていくような感じがした、背中の中心がジーンと痺れて、心地良い熱さを感じた、高温サウナは得意ではないが、この時は90度以上もいけるのではないかと感じた。
シャワーを浴びて水風呂、外気浴へ、2セット程、ここで更に異変に気付く。
バイブラ系の水風呂はいつも20度〜22度だが、外気浴スペースにあるプールの温度計も20度を指していた、この日は夏日並の暖かさだったからだろうか、つまり、ここにバイブラ系と羽衣系の水風呂が用意されたことになる、私は交互に楽しもうと思い、それから4セットを重ねた。
プールでは、反対側の給水口に背を向けて、ふわりと浮かんでみると、微かな水流が背中を超えて流れていき、なんとも心地良い。
バイブラ水風呂では、20秒ほど浸かって、毛穴だけが締まり、身体から湯気が出ているような状態で、息をハァハァ言わせながらどっかり椅子に座る、これが物凄くととのう。
サ室では、ストーブの一番近くに座る、テレビが見えなくなるし、一番熱いからだ。
プーチン、ゼレンスキー、マリウポリ、原発、リビウ、市民に死傷者、中国がロシア支援か、シリアからの傭兵、
目を閉じていても、不穏なニュースがどんどん入ってくる、ウクライナで避難を余儀なくされている人は、サウナに入る余裕なんてないだろうな、なんだか申し訳ない、
そんな事をずっと思いながら、外気浴でその全てを忘れて、を繰り返した。
花粉症はその後ぴったり症状が収まった、受付で抹茶アイスを食べ、近所の中華でウーロン麺を食べた、私のモラトリアムはまだまだ続く。
男
ありがとうございます、粋な計らいに感謝します。
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら