東京ドーム天然温泉 Spa LaQua(スパ ラクーア)
温浴施設 - 東京都 文京区
温浴施設 - 東京都 文京区
アウフグース21時の回。
ラクーアにおける最後の回。
結局、本日4回目。
5分くらい前から列をなし、サ室に入る。
サ室はあっという間に裸の男達で埋め尽くされる。肩が触れるか触れないかの近さでモワッとした湿気。仄かなアロマの匂い。
やがて外で店員さんの声が微かに聞こえてくる。「本日最後のアウフグースです。」
扉の窓から何人か覗いてきては溢れる裸男を見てうなだれて去っていく。
やがて手拭いを目深にほっかむりした若者がひしゃくとタオルとアロマ水の入ったボウル入りの篭をもって入室。
熱波師である。
本日はラクーアご来店ありがとうございます。
21時の回を担当します。○○と申します。
拍手喝采。さらに熱波師の口上は続く。
やがてアロマオイルの説明をはじめると
バケットの水をラドルで丁寧に掬い上げ、こぼさないようにサウナストーンの上に。
少しずつ満遍なく、丸く積み上げられたサウナストーンの上に。
液体が熱されたストーンの上ではじけるような音と共に気体に変わる。
この音が耳から脳を刺激する。
二回ほど繰り返すと鼻腔にミントの香りが広がる。
バケットにラドルを戻しタオルを手にする。持ち方を確認しながらサウナストーンの目の前で体勢を整える。
タオルを両手で持って
二回ほどサウナストーンに風を送り込む。
若干温度が上がった気がする。
そして胸の前で八の字にタオルが舞う。
両サイドに風が飛ぶ。
目の前で優雅な舞が繰り広げられる。
「肘を膝につけ前屈みになって背中で熱風をお楽しみください。」
熱波師のがタオルを頭の上で丸を描くようにふりまわす。
ブオッブオッと音をさせながらサ室内を移動し部屋の上の空気を下ろしていく。
熱風が背中を撫でる。
二回目。三回目と勢いをまし
オオー。暑い。
裸男達のうめき声が響く。
声を出すとなんだか気持ちがいい。
サ室を出て左手にある蛇口で喉を潤す。
17度の水風呂は深さがあるので潜ることもできる。からだ全体を冷ます。
あゝギモヂイイ!!
アウフグースは五感で楽しむ大人の娯楽だ!
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