多摩境天然温泉 森乃彩
温浴施設 - 東京都 町田市
温浴施設 - 東京都 町田市
高校時代からの友達が大切な話があるとサウナに誘ってくれた。
その友達は仕事帰りの私を橋本駅まで
赤のCX - 5で迎えに来てくれた。
いつもなら合流直後からくだらない話で盛り上がるのだが、今日はお互い口数が少ない。
改めて大切な話とはなんだろう。
そう思っていると友達は重たい口を開きこう言った。
『俺、仕事辞めることにした。』
その友達は強い人間だ。
高校時代から弱音を吐いた姿なんか見たことない。
常に明るくみんなに優しい学校中のヒーロー的な存在だった。
そんな友達の初めて見るテンションに
私は何かあったのだろうと
瞬間的に察した。
色々な事が錯綜するこの世の中
いい大人だけがいる社会でもないだろう
高校を卒業し大学にも行かずに就職した私は
自分の目で大人の汚い部分を目の当たりにしてきた。
何があったのかを聞いてもよかったが
言いたくないことだってあるだろう。
普段明るい人は、少しでも静かにしていると
何かあったの?と心配されたりする。
そんな空気がその友達を苦しめていたのかも知れない。
弱音を吐きたかった時もたくさんあったと思う。
どんな強い人間でも辛い時は絶対にある。
友達になんと声をかけていいかは分からなかったが、今から向かうのは森乃彩
「まあ、サウナで汗と一緒に色々流そうぜ」
そう伝えると友達は
『本当にありがとう』と言いながら涙を流していた。
そして森乃彩に着く。
雨だからか都合よく人はまばらだった。
身体を清め、湯船で身体を温める。
少し経つと黄色いランプが点灯した。
「オートロウリュ始まるからサウナ入ろうか!」
そう声をかけてサウナに入った。
サウナ室には誰もいない。
2人だけでオートロウリュを受ける。
私はそっと目を閉じて色々考える
この後友達になんて声をかけよう。
何かしてあげられることはないか。
でもそうじゃない。
今は友達がサウナで嫌な事を吹き飛ばすの
黙って見届けてあげよう。
そう思った。
オートロウリュが終わり、オート熱波が始まった。
ほとんど貸切のおかげかいつもよりアツい。
いや痛い。
ダメだこれは耐えられない。
目を開けて先に出る事を伝えようと左隣に座る友達の方を見ると
走って逃げていた。
アツかったみたいだ。
一目散に水風呂に入っていた。
水風呂上がりの友達は笑顔で私にこう言った。
『サウナって最高だな!!』
ああ今日サウナに来て本当に良かったな。
そんなサ活でした。
JUNPEIさんとお友達に🈂️チあれ🍀長い人生色々あるよね😃
ありがとうございます😊 サウナで息抜きしてのんびり生きていきたいと思います😊
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