マウンテンサウナマン

2022.02.17

3回目の訪問

そして今回の最優先目的である水風呂。
当然だが支笏湖の水をそのまま取り入れている。
水温も支笏湖らしく、非常に冷たくなっている。
おそらくは5℃前後であろう。
知っての通り、支笏湖は凍らない。日本で1番北に存在する不凍湖がどこかご存知だろうか?
実はここ、支笏湖である。
通常、水は0℃に達すると凝固という現象が起き、液体から個体へと変化する。そう、氷である。
ではなぜ、ここ千歳市は気温が氷点下10℃を下回るのに水が凍らないか。
答えは支笏湖の果てしない水深にある。
支笏湖の最大水深は360mに達すると言われている。
これは秋田県の田沢湖に次ぐ日本第二位の水深だ。
360mがどれほども水深か想像つくであろうか。
あなたは高さ333mの東京タワーの特別展望台から大都会東京を見下ろしたことがあるだろうか。
なるほど、「333mの東京タワーがすっぽり収まる深さだから、水面から見下ろしたらこのくらいの深さか」と思うかもしれないが、まさか東京タワーの特別展望台の高さが333mだと思っていないだろうか?あそこは高さ250mと、支笏湖の深さと比べると100m以上低い。東京スカイツリーの展望デッキが350mだから深さ的にはそちらを参照した方が正確である。
ではなぜ東京タワーの例えを出してきたんだよと言う質問は一切受け付けない。

話を戻そう。
深さ200mを超えると海では「深海」に位置付けられる。それほど支笏湖は莫大な水量を抱えていると言う事になる。支笏湖の水は50m以下のところは年間を通して5℃を切る事はないと言われており、冬になり表層が0℃近くまで冷やされたとしても、5℃の水温が氷層付近へすぐに循環される。
支笏湖でサップやダイビングをした人ならわかると思うが、夏でも息ができないほど水が冷たい。
つまりは年間を通して水温がたいして変わらないのだ。

今回の丸駒温泉の水風呂もおそらくは年間を通してシングル近い水温を約束してくれるだろう。
そう思うと、あのサウナ室の冷たさはやはり割に合わない。ひしひしと怒りが込み上げてくる。
一応対抗策としてお勧めするのはあらかじめ高温風呂で、ある程度体温をブーストさせておくことだ。

素晴らしいロケーションに素晴らしい水風呂、
我々サウナーが太鼓判を押すにはもう一つ決定的な改良が必要だ。素材は揃っている、今後に期待だ。

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