サウナ即身仏卍

2019.10.10

1回目の訪問

今日の仕事は道路に面したお宅の手入れ。毛虫も多ければ排気ガスで腕やおそらく顔も煤だらけである。段々と皮膚の中に浸入しているのではないかという感覚が私を襲うが、私は対処法を知っている。

大阪まで単車を転がすと、見えてきたのは極楽湯。いい名前じゃあないか。茨木の街中にあるこのスーパー銭湯は立体駐車場があり、狭い立地でも隙がない。
サウナは内湯と露天風呂の間にあり、給水機が近くにあり嬉しい。だがサウナマットは露天スペースにあるので注意が必要だ。
身を清め、サウナへ。
ヒーターが2基あり、テレビがある5段のサウナだ。気温計が一段ずつあり、下は60度、上は80度とマイルドな温度設定。この温度は私を焦らせることなく、実によい。この大阪という都会の中にはこういった時間の流れの遅い場所が必要なのだ。郷に入っては郷に従うのが礼儀である。
3セット目に入ると、オートロウリュに当たった。説明文によると、強力な送風を送るとのことであるが、私の音をあげさせらせるか楽しみである。
オートロウリュが始まると、灯りが消える粋な計らい。ヒーターがライトアップされると和風なバックグラウンドミュージックが流れ始める。そして強力な風が説明文の警告通りに駆けめぐる!2回目のロウリュとなると、今度はサウナ発祥国フィンランドにあやかってかケルティッシュな曲へと変わる。滾るこの気持ちはフィギュアスケート選手のそれと似かよるだろうか!

露天スペースには3、4人は寝転べる場所があり、椅子は4脚。大規模な寝転び湯もあり事欠かない。
ふと見ると、露天スペースにスチームサウナがある。サウナが低い温度だったので、身体は余裕があると云う。
スチームサウナに入ると、なんというか公衆感溢れる見た目である。まるで市が指定したかのような......だが温度も私好みで、気温計も時計もテレビもないこの世から隔絶された空間は、大阪にしか出来ないものであるかもしれない。
存分にととのった後、40.6度の露天風呂へ浸かる。露天風呂の石張りを見る。そういえば、今週の三連休に京都でミネラルショーが開催されることを想わせるような石である。露天スペースの柱には竹が巻いてあり、またその無骨な屋根は木組みで隠れている。ふだん目にも留めないことはスチームサウナに入って初めてわかったことだった。わかる人にはわかる、そんな素敵なひとときだった。

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