おふろcafé utatane
温浴施設 - 埼玉県 さいたま市
温浴施設 - 埼玉県 さいたま市
朝5時代
グーグルの天気情報では気温1度
車のフロントガラスは張りたてのキャンバスのように、これから描かれるべく無限の美を静かに待っているかの如く、まっさらに結露しているが、のんびりできない
6時ちょうどのオートロウリュタイムに間に合わせたい
とるものもとりあえず、文字通り前も見えず、危なかしく私は車を走らせた
車を停め
暗い夜道を走り
慌ただしくチェックイン
お洒落なインテリアをパシャパシャ撮影しながら風呂場へ急いだ
体を清め、湯船で体を温める
サウナの前の下準備を済ませ
ドライサウナに駆け込む
時刻は…6:05
狙っていたロウリュタイムにありつけずしょんぼり
とりあえずサ室に入ったからには1セットこなす
お次はサウナコタ(サウナ小屋)
湯煙の中
SAUNAの赤いネオンが艶かしい
電灯に羽虫の群がるが如く
私はその小屋に吸収されていった
中は上下段の2層構造
上段は階段を登った先に、ロフトのようになっている
平屋育ちの私にとって
階段というものはワクワクしてしまう
迷わず上段をチョイスした
温度はぬるめだが湿った空気に
木の香りがムッとたち、心地よい
ここではセルフロウリュが可能なのだが
脱衣所に設置されたアロマガチャ(200円)でアロマオイルを入手し
ロウリュの水に加えてokという
遊び心あふれる、テクニックがあるそうだ
風呂を上がった後にそんなことに気がつき
がっくしきてしまったのだが
これは次回の楽しみに取っておくことにしよう
サウナコタで2セットこなし、
ちょうど7時前なので再びのドライサウナ
今度はばっちしオートロウリュタイムに参加することができた
しかしこれがめちゃくちゃ熱かった
死の谷(デス・バレー)もかくやと思しき
灼熱が私の肌をチリチリと突き刺し
その容赦ない攻撃に私は
臥薪嘗胆、耐え忍んだ
その苦労の向こうにある楽園を
この全身をもって享受し
この曇りなき眼で拝むため
爆汗の後
水風呂にドボン
月曜限定でハッカ油が配合された水風呂は
呼吸の度、スッと空気が身体を駆ける
お風呂場の各所に配されたイスの中、外の露天風呂が見える方向の物に腰掛ける
もうすっかり夜が明け
空から青白んでいた
狙っているのか、湯煙が濃いので、周囲の視界が遮られ
さながら個室スペースでくつろいでいるような贅沢な気持ちで満たされる
嗚呼、なんという至福
シメにサウナコタをもう1セットして終了
合計5セット
これで朝風呂(5:00~9:00)500円は慈悲の心が溢れノーベル平和賞級
また来よう
歩いた距離 0.2km
男
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら