SDG307

2022.12.09

1回目の訪問

年の瀬も近づき最近飲み会が続く。
昨日のお酒がなかなか抜けきれず、今日の飲み会の前にリセットしたいと思っていた矢先にたまたま空きが。

見た目はお洒落なカフェかバー。
とても銭湯には見えない。

券を買いフロントへ予約したことを伝える。
初めて行く銭湯は大概アウェイ感を感じるものだが(特に京都の銭湯めぐりがそうだった)ここは全くそうゆうのが無い。
あと、この時間は多分予約なくても直ぐ入れそうだった。
この辺は運だろう。

浴室は暖かみのある昔ながらの雰囲気を色濃く残した正しく銭湯といった感じだ。
壁にはサ道でも出てきたひとりの男が生まれてから大人になるまでを描いた日本画風の壁画が。

サウナエリアは浴室奥の扉を挟んだ向こう側にあり、全く違った空間が続く。

コンクリートが剥き出しの無機質な廊下を進むと直ぐにサウナの扉が見える。
正面にはこれまた古いコンクリート剥き出しの壁に囲まれた水風呂が。
ただし、浴槽内は柔らかい照明がうっすら浮かび上がり寒ざむしさは感じない。

サウナの中はかなり熱めだ。
キャパは標準的な銭湯のサウナ室の大きさか或いはそれより少し小さいくらい。
段数も二段で、決して広いとは言えない。
ただその分ストーブとの距離は近く、テレビも音楽も何もない。
まさに正面からサウナと向き合える空間だ。

ロウリュは常時滴下しているようで、入ったときからストーンから「ジュ、ジュ」という音だけが響いている。
15分に一度ミストロウリュがあるようだが、始めるまで持たずこのセットはいったん出る。

水風呂も噂どおりしっかり冷えている。
先程の通り上手く演出された空間でこれまでにない水風呂体験が出来る。

水風呂から出ると直ぐ裏が休憩スペースとなっていて、全てが完璧な動線だ。

放射線に配置されたデッキチェアの中心には電気ヒーターが置かれ、気温が低いこの時期でも末端が冷えない。
これがけっこう嬉しかった。

ただ、2セット目からちらほら人が増え出し、サウナ室は隙間なく満室。
扉の外には常に数人待ちの状態に。

3セット目が終わり、ベンチで休んでいるとちょうどサウナマットの交換になったようで中から大量の裸の男達が。
そしてマット交換が終るとスッとなかに消えていく様は中々壮観だ。
よくもまぁあの狭い空間にこれだけの人が入っていたかと思う。

予約して入ったとしても、あくまで施設内に待ち無しで入れるだけで、サウナの待ちは発生するので注意が必要だ。

あと残念ながら3セットともタイミングが合わずミストロウリュの瞬間が見れなかったのでまたリベンジしたい。

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