【閉店】博多・由布院・武雄温泉 万葉の湯
温浴施設 - 福岡県 福岡市
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【福岡OLソロサ活】
脳内麻薬で酔わせる灼熱ロウリュ
もう散々だ。
減らない仕事、眠れない毎日。
そして、女性には月に一度はサウナ断食をせねばならない時がある。
全部が重なっててんてこ舞いだった。
タイミングを逃しに逃し、サウナは遠ざかるばかり。
流石に限界…
サウナチャンスがなければ、チャンスは作るしかない。仕事を投げ出し、バスに飛び乗り、先輩すみません!と言いつつ、頭の中はサウナでいっぱい。
「脳をスッキリさせにゃいかんのだ」そう言い聞かせる。
いつものゆの華でもよかった。でも今日はガッチリ非日常空間でゆっくり過ごしたかった。
ゆの華は近い分、親不孝を抜けたそれなりの繁華街にあり、人が多く、タイミングが悪けりゃ待つこともある。それは今日は避けたかったのだ。
万葉の湯は空いていた。むしろ、だれもいなかった。
せっせと体を洗う。念入りかつ、手早く。
万葉の湯にくると、馬油のシャンプーを使うと決めている。いろいろ試したが、結局馬油がツルツルになる気がする。
いざ、サウナ室へ。
サウナ室は、ちょうどロウリュが終わったタイミングで残り熱が部屋全体を温めていた。
「あちい!!!!」
誰も出入りしないまま勝手にロウリュをしていたから、暴力的な熱さになっており、入った瞬間皮膚が痛かった。
「耐えられないッ!」
5分ほどで出てしまう。怖いぞ、このロウリュ。
水風呂は変わらずカルキの匂いがするのだが、暑い夏のプールのように一気にクールダウンさせる。
やべっ、と思うくらい水風呂入った瞬間にふわふわする。あがると同時に、とんでもないディープリラックスが襲う…
これはまさに脳内麻薬ッ!
サウナはオナニーみたいなもんだと聞いた。血圧がキュッとなるのが、イクときと同じだと言う。ついでにいうとギャンブルしている時も興奮により同じような血圧上昇が見られるということで、ギャンブルにハマるのはそういうことらしい。
心臓の音にダイブする。
血の巡りを感じながら、自分の気持ちを解放して、深く息を整える。
口を半開きにしながら、ゾクゾクと多幸感に包まれて聖母的な寛大な気持ちで落ち着く。気づくとあまみが全身を覆っていた。
もう、ととのうとかととのわないとかそんな言葉ではくくれないくらい、サウナに対する感度が上がっている気がする。
鳴り止まない会社の携帯を無視する。サウナ後はぐっすり眠りたい。
女
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