SPA&SAUNA コリドーの湯
温浴施設 - 東京都 中央区
温浴施設 - 東京都 中央区
花粉の飛散がピークを迎えて春の到来を感じると、私にとってサウナのオンシーズンが始まる。真冬の寒さの中の外気浴も決して悪くないのだが、どうしても真冬は温泉に軍配があがりがちだ。サウナ浴のミソは水風呂後の休憩と考えているので、やはり暖かい季節になると猛烈に行きたくなってくる。今年初のサウナだ。
今日は都会の中心にあるサウナが気分である。昨年オープン時にTV放送で見てから来てみたかったコリドーの湯だ。念のためにオープン10分前に着いたが誰も並んでいない。そのまま入館したが、入館者は私一人だった。念願の一番風呂だ。150分をチョイス。
浴室に入り、カランスペースに向かう。全面白タイル張りだ。新しい施設なのに郷愁を感じる。シャンプーをしながらその理由を考えていたが、コンディショナーを流すタイミングで気づいた。このタイル張りは今はなき、なんばのニュージャパンレディースサウナと同じだ。
こだわりの設計を除き、現代の家庭用浴室のほとんどはユニットバスでプラスティック製だろう、タイル張りは清掃の手間がかかるから家庭向きではない。それでもなぜかタイル張りの浴室は妙に呼吸しやすく居心地が良い。
内湯は青みがかった照明で、瞑想向きだ。最近は熱湯(ここはぬる湯だが)を元から設置しないハードコアなサウナ施設が増えていて、夏はそれでも良いのだが、他の季節は欲しい。サウナ、水風呂、外気浴は体温の変化が激しい。季節によってはコンディションが整わないと体温調整が難しくなって結果身体を冷やして風邪をひいたりする。熱湯が一つあると、この体温調整に一役買ってくれる。いわば保険である。まだ上着が必要な時期なので、今日は内湯があるコリドーをチョイスしたのだ。
ぬる湯の横の12.7度の水風呂にさっと入り、ドライサウナへ。優しいサウナだと思っていたが、オートロウリュのタイミングにハマると身体から湯気が立ち、身体が一気に温まる。これは良いサウナ。水風呂に入り、外気浴へ。外は見えないが、山手線(多分ね)の走る音が聞こえてくる。チェアに腰掛けて目を瞑る。この時、自分は脳内で富士急ハイランドのドドンパに乗っていた。座っているだけなのに、山手線の音に乗ってまるで加速する乗り物に乗っているように感じる。腕を見ると赤い斑点が出ている。驚いた。ニュージャパンと同じ安らぎだ。ニュージャパンよりコンパクトだが仕方ない、ここは中央区銀座である。ずいぶんと素晴らしいサウナと外気浴スペースだ。
スチームサウナから出ると、今度は水風呂なしで外気浴をする。これも良い。またドドンパに乗ってしまった。その後もドライサウナ、水風呂、外気浴のループは続く。150分なんて一瞬。次回はフリーだね、これは。
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