煮ゑ湯

2024.10.04

12回目の訪問

相変わらず予定のない平日休みだったが、金曜日ということに唯一の意義があった。

銭湯ながら毎週金曜はアウフグースがある。
1度参加するつもりがあったのにトラブルによりすんでのところで頓挫した過去がある。

思わぬ挽回チャンスに心躍らせ向かったつもりが、到着が少し遅れて19時になってしまった。

確か初回が19時だったはずだと記憶しており、自らの手落ちを後悔してのスタートだった。

ところが熱波師のNITUさんも到着が遅れて、開始が15分後ろ倒しになった。

少し余裕ができたので、手早く体を洗い、湯に浸かる。

今まではオープン直後に来ることがほとんどでこの時間帯は初めてだった。

同じ浴室でも違って見える。
昼間は窓から取り入れた自然光を最大限に活かし、眩しいくらいに明るいのだが、夜になると暖色系の照明に彩られて温かみが増す。

いつも陽射しを反射し輝いているバイブラも今日は穏やかに光っていた。

贅沢にも5人だけで始まった19時の回はリラックス回とのことだった。
開始寸前に薪が店長の手によって大量に投入され火力も申し分ない。

こんな天井が低く、そして狭いサウナ室でどうやってタオルを振るのだろうと疑問に思っていたら、扇子を使いながら、小さく折ったタオルを斜めや横向きに振るスタイルだった。
しっかりと拡散した蒸気とアロマにつられて、自分の意識も膨らみ拡がるような心地だった。
恐ろしい量の汗に持ち込んだタオルが一発でダメになった。

20時回は熱くする回だった。
アウフグースによって瞬間的にエクストラの領域に突入するのかと予想していたが、どちらかといえば、ハイコンディションを継続させるようなイメージだった。
この回からブロワーも用いられ、さっきよりも熱くはなったのだけど、相変わらず居心地がいい。

20時前から全体的に人が増え、21時回はついにサウナ室が満員になった。
墨の入ったガタイのいい、見た目イカついお兄さんが多く、圧がものすごかったが、皆、詰め合い譲り合いで座りきった。
個別に風を送る時間も増え、最終セットでは悲鳴が所々で上がっていた。

そうは言ってもなんだかんだほとんどの人が完走していたのを見ると、熱波師さんが上手いこと、生かさず殺さずに収めたのだと思った。

空気の抜けがいいこのサウナ室の特性をよく把握した素晴らしい力加減だと思った。

ゲリラで21時40分にもアウフグースがあるらしかったが、すでに滞在が2時間を超えていたから帰った。

超えた分はわずかばかりだが課金した。

煮ゑ湯さんのビバークランド ロードの湯のサ活写真
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2024.10.06 15:36
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