サウナ&カプセルホテル レインボー新小岩店
カプセルホテル - 東京都 葛飾区
カプセルホテル - 東京都 葛飾区
熱すぎる高温には懲りたはずだった。サウナ錦糸町の132℃で無理して10分、4セットした翌日ずっとぐったりしながら、身の丈に合わない己の愚行を恥じていたはずだった。
でもなぜだろう。身体が欲する。100℃超えの高温。わかっちゃいるけど、やめられない。俺の身体が言う。「ごめん。行くわ。レインボーに。」身体に良くなさそうなのに身体が欲するこの感じ。なんなんだろう。ラーメン二郎みたい。
本八幡店が有名なレインボーだが、新小岩店を選んだ。サウナの温度は本八幡に比べて低いものの、水風呂の温度が13〜15℃でキンキン。さらに24℃の水風呂もある、水風呂が2段階なのだ。
最初に24℃で水通し。ちょっと冷たいけど我慢。
♯サウナ
高温サウナは3段。最上段に座る。2分もすると、剣山が肌を突き刺すように身体をいじめてくる。足先が痛くなるやつだ。
116℃なのに、熱波サービスもあった。人は下段から埋まっていき、誰も最上段には座らない。アロマ水の蒸気がでただけで、まだひと仰ぎもしていないのに、人は退出し始め、すぐさま半分程度に。中段には俺ともう一人だけが残った。その人と目が合う。「これヤバくないっすか」って顔をしていた。ヤバいよね。俺もそれに呼応した。俺の中で変な絆みたいなのが生まれた。どっちも最後まで耐え、なんならおかわりをし、水風呂へ。
♯水風呂
13℃。入った瞬間、熱とは違うベクトルの痛さを感じる。さっきまで熱い熱いと騒いでた俺の足先が、もう冷たいと騒ぎ始めた。
30秒ほどで、隣の24℃の水風呂へ。すると思わず「嘘だろ」って声に出して驚いてしまった。冷たいと感じていた24℃がめちゃ暖かく感じるのである。もう身体がよくわかんないことになっていた。
見上げた天井ではどっかの絵本に出てきそうな太陽のイラストが自信ありげな笑みを浮かべてこっちを見ていた。そして頭ん中でその太陽が上から下へとぐるぐると回り始める。俺は永久に連続するでんぐり返しをさせられているかのようだった。気持ちよさを通り過ぎてサイケデリック。
またやってしまった。身体には優しくなさそうなととのい方。ていうかこれはととのってるっていうのか。
でも、それでも身体が求めるんだ。司令系統であるはずの理性はもうどっか行ってた。間違いなく言えるのは、その快感の度数は他のサウナとは比べ物にならないほど高いということだ。
俺は、これを今日9セット繰り返した。
(これ以外にも、暗闇と静寂の90℃サウナ、レストランでいただける和牛餃子などいろいろオススメはあり、とてもいい施設です。)
男
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