サウナニュー大塚
温浴施設 - 東京都 豊島区
温浴施設 - 東京都 豊島区
サウナの入口がわからずウロウロしてたら、知らないおばあちゃんに「もう出たの?今日はエラい早いねぇ」と話しかけられた。完全に誰かと勘違いされている。
「いや、これから入るところなんすよ〜」と、知り合いを装いおばあちゃんの後に続く。
なるほど、1階が銭湯、2階がサウナで、受付は共通なんすね。「じゃあまたね〜(ありがとう)」とおばあちゃんに別れを告げ2階へ。
入口から昭和臭がプンプンだったが、中は匂うなんてもんじゃない。まるでタイムスリップしたかのように、昭和そのものといった景色が広がっている。
薄暗く老朽化した設備からはどこか哀愁も漂っている。この雰囲気にノスタルジーを禁じ得ないのは、ワタシが昭和生まれの証。ここ、きっと好きだ。
洗体からのサ室は、上段に座って手を伸ばしたら天井を触れる位の狭さ。温度は105度。あ、あづい...!が、不思議と息苦しい感じはなく、1セット目から長居できちゃう。これが遠赤外線サウナの力なのかしら。
ローカルルールでは「サ室への漫画持ち込み可」のようで、今日も普通にサ室で漫画を読んでる人が散見された。だけど、普通に「持ち込み禁止」の貼り紙有り。
つーか、よくあの灼熱の中で漫画読めるなぁ。自分も近くに置かれてた「浦鉄」に手を伸ばしてみたが、1分と持たず投げ出した(ちゃんと元の場所に戻しました)。
あ、ちなみにここ、刺青もオッケーです。
水風呂の温度計は20度近くを示していたが、体感17度。ちょうどいい◎
外に抜けられるドアを開けると、6〜8畳ほどのベランダに、思いつきで作ったような外気浴スペースが。ととのいイス×4、2人掛けベンチ×1。
床に敷いた板は、歩くたびにミシミシ音を立てる。身体の大きな方がジャンプしたら穴があきそうだ。
座ったベンチから目に飛び込んでくるのは、室外機、乾燥機、洗濯機と、近隣のビル。
丸見えである。
その辺のガードの緩さ、脇の甘さ(あまみ)、適当具合が非常に昭和的で愛おしい。ここ、やっぱ好きだ。いや、たかじんだけに、やっぱ好っきゃねん。
ここ数年、サウナをオシャレなアプローチで普及させようとする動きがあって、それはそれで良いし応援してますが、当サウナが持つ無骨さとか、硬派な部分こそがサウナの真髄と思いますね。
とか言いながら、クッソ可愛いビキニのギャルとサ室を共有した庭の湯(豊島園)は、この夏の素敵な思い出(笑。
男
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