茶飲み爺

2024.07.23

17回目の訪問

サウナ飯

閉館を発表した万葉の湯という盟友を送り出さずにはいられなかったり、体調不良が重なったりと、中々訪れることができなかったグリーンランド。近く訪れるであろう来訪の日に向けて、リニューアルの情報をサウナイキタイでかき集める日々が続いていた。情報を集めるにつれて大きな期待とともに一抹の不安が心の底でちらついていた。

この施設の特徴である深いバブルバスがぬる湯になり、フィンランドサウナ導入の代わりに低温サウナの温度が上がるという。どちらも気に入っていた要素だけに、それが無くなったグリーンランドが、万葉の湯ロスで空いた私の心の穴を埋めることができるだろうか。疑念と希望が交錯する中、訪れたその日。私の心配が杞憂に終わったとわかるのにはほとんど時間はかからなかった。

新しいぬる湯、それはまさに生命の泉だった。おそらく31-33℃くらいの設定だろうか、こんな暑い時期には特に嬉しい。長時間浸かりながら涼を感じられる温度設定は素晴らしい。バイブラの力によってまるで春のせせらぎに身を任せているような感覚すら覚えつつ、ぬる湯の中で心と体がゆっくりと解きほぐされていく。
サウナに入ると、冷たい水風呂の他にぬるい水風呂があればいいのに、と何度も思ったことがある。しかし、実際に浴槽を一つ潰してぬるい水風呂を作るのは、経営側にとって勇気のいる決断だったであろう。
フィンランドサウナの構造も素晴らしい。天井はなだらかに傾斜がつき、上段には熱気が自然と溜まる構造になっており、ロウリュのたびに熱く情熱的な抱擁に身が包まれる。背もたれにもサウナマットがかかっていて、壁に背中が当たって熱さに身をよじることもなく、安心して壁に身を預けることができる。
サウナに設置された窓からは水風呂の水面を臨むことができ、サウナの熱の中で、水風呂(サンクチュアリ)に身を委ねる欲求が増幅される。

このような変化を生み出すことができたのは、ひとえにスタッフの方々のサウナ愛による部分が多いだろう。スタッフの方々も、真の愛情と理解がなければ出せない味。サウナがブームで儲かると聞きつけて、付け焼き刃のサウナ知識で業界に飛びついたコンサルには出せない味。

だからグリーンランドは素晴らしい。心からそう再確認させてくれたことに感謝を捧げたい。
感謝…!圧倒的感謝…!

みそぞうすい

メニューも据え置きでちゃんとお気に入りのメニューが残っていたのも嬉しい

サウナ飯 supported by のんあるサ飯

  • サウナ温度 90℃
  • 水風呂温度 16℃
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