亜寺幌栖

2020.02.02

5回目の訪問

サ5分 かけ水 休1分
サ15分(爆風ロウリュ) 水1分 休10分
一時間大休憩
サ8〜10分 水1分 休5分 ×3

ソウカケンコウクエスト

 西の魔大陸から侵略してきた病魔コロナヴィ。その恐るべき侵攻速度とその症状に皆戦々恐々としていた。
 そんなある日、勇者は夢で啓示を受ける。
「ソウカという街のある洞窟には、熱風を操る魔物がいる。その魔物を倒せばコロナヴィに対抗できるかもしれない」
 勇者は喜んで、早速ソウカの街へと向かった。

 その熱風を操る魔物は、一日に昼と夕方の2回しか出現しないらしい。
 乗っていたバスがゆっくり走っていたのでちょっと焦っていたが、なんとか間に合った。
 洗体し、クサツの湯で体を温めたあと、洞窟(サ室)に飛び込んだ。が、少し時間が早かったので出現せず、すごすごと引き返す。ロウリュ時間が決まっている場合、入るタイミングが難しい。

 25分に再び洞窟に突入。少し待つとロウリュが始まり、徐々に熱くなる。ようやくおいでなすったか。現れたのはブロワーを二丁拳銃のように構えた魔物ブロワーマン(仮)(スタッフさん)。勇者たちは三段のひな壇いっぱいに座り、戦いの時を待つ。
 まずはブロワーで天井に溜まっていた熱気を降ろす。この時点で一人脱落。そして上段からブロワー攻撃を浴びせかけていく。数人が脱落し、いよいよ自分の番になった。
 ブロワーマンの攻撃!
 勇者の乳首に10のダメージ!

 なるほど「乳首が取れそうなほど痛い」とよくサ活に書かれているが、このことだったか。
 なんとか耐え、2回目のロウリュに入ると段々と勇者が討たれていく。自分は3回目までは耐えようと決め、その通り3回目まで耐え抜いた。
 立ち上がるとふらふらとしてだいぶ危ない。洞窟のドアを開け、かけ水をしてから水風呂に入る。

 水風呂から上がり、そばのカラン椅子に座ると、風が吹き、地が揺れ、脈拍が早くなってきた。
 抑えようとするが脈拍はどんどん早くなり、しかし頭は冴えていて「これはヤバイ」と思い始める。
 その時勇者に稲妻走る…!
 そうか、これが「ととのう」か。
 そうか、そうか、こういうやつなんだな。
 「ととのう」体験はサウナに通うようになってから初めてだったので、今までのは何だったのかと落胆しながらも、どこかホッとしていた。

 炭酸湯で少しぼーっとしたら落ち着いてきたので、そそくさと上がって昼食にする勇者だった。

亜寺幌栖さんの湯乃泉 草加健康センターのサ活写真
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