湯の華アイランド
温浴施設 - 岐阜県 可児市
温浴施設 - 岐阜県 可児市
山奥にラブホ街が突然現れたかと思うと、うち一軒は老人ホームだった。生命の始まりと終焉が交錯するシュールな光景。
その奥に欲望の魔都、湯の華ホールディングスが広がっていた。
犬山モノレールに郷愁を感じながら南欧風建物のロココ調エントランスに入れば、ロビーは健康ランドの喧噪。南国風サンルームには韓国式汗蒸幕、横にはファンシーな人形や馬車とイルミの渦。奥は木曽川を眼下に望むデッキチェアが並ぶリゾート風テラス。
全体として、健康ランドでもスーパー銭湯でもなく、スパリゾートを目指したことはわかるのだが、何しろ詰め込み感がすごい。
岩盤浴エリアはまさにダンジョン。彷徨うと、アーバンな休憩スペースあり、おっさんサウナ風リクライナーあり、エステあり昭和風喫茶あり唐突に美容器具やマッサージチェアが置いてあり・・・。
開業は2008年、スパワールドと同年代というのが頷けるが、館内表示、動線、駐車場誘導、全てが初心者泣かせのラビリンス。オラワクワクすっど。
まずは岩盤浴→汗蒸幕→水風呂。チラーは13度後半設定のようだが、汗流しカットが多く循環弱めのため、体感は15度台。深くよく冷えて気持ちいい。あとはサウナ、あちこちにある部位別電気風呂、漢方スチーム塩サウナをグルグル、休憩所はそこかしこに点在している。
昼食をはさんで5時間でも回りきれなかった。14時に退館したときは、男湯が入場制限の順番待ち。みんな朝から来て、帰らないのだろう。ああ楽しかった。
スパリゾートの前にある「湯の華市場」も朝から満車。よくある物産館かと思いきや、すごいわ。人気のはずやわ。食材が山盛りで安い。
前の車が左折してラブホに入った。スパリゾートで睡眠欲を満たし、湯の華市場で食欲を満たし、となれば次はそれが正しい行動やわな。ひょっとして少子化対策のモデル地域になるのでは?
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