養心薬湯
銭湯 - 岐阜県 羽島郡岐南町
銭湯 - 岐阜県 羽島郡岐南町
現在のサウナブームの始まりが、静岡の小さなサウナであるように、平成初期の競馬ブームは、岐阜の寂れた競馬場から始まった。
今の若者が「しきじ行こうぜ!」と仲間で集うのと同じように、私が20代のとき「笠松行こうぜ!」と職場の競馬好きと計画を立てていた。
そこに「私も行く!」と一人の女性が割り込んできた。あまり話したことのない人だったが、乗馬が趣味で、競馬にも興味があるという。
男3・女1で行くことになったが、当日朝、男2人が急用と体調不良で欠席。私と女性で行く事になった。
笠松の牧歌的でインティメイトな雰囲気に「競馬って楽しいね!」とその人は笑った。
今の妻である。
てなことを思い出しながら、メインレースをスコーンと外し、車で5分弱のサウナへ到着。スチームサウナ、そのままでも充分快適だが、タオルでバサバサと上の熱気を下ろすと、しきじ並の熱さになる。なんだかスチームが濃く、ねっとりと熱が絡みつく感じ。
すなわち、水風呂が超絶気持ちいい。「すっごい、いい!」と粗塩さんが乗り移ったように声が出てしまう。
この水質の良さったら。掛け流しの水をゴクゴク飲むと、大垣と同じく、ミネラル分を感じないピュアで軽い味わい。
一人用なので、次の人が様子をうかがい始めたら上がらねばならないのがツラい。濃~い薬草風呂に入ったりしてスキを見ては水風呂に入りたおし、ロビーで気絶寸前までととのう。「養心」の看板に偽りなく、心がスッキリ。
最初の笠松デートの日は、もちろん妻と手さえ握らなかったが、サウナデートなんてした日にゃ、「ほら、一宮インターだよ。下りる?」と聞かれたら、ととのった余韻で絶対「うん」と言っちゃうね。若者よ、ととのえ!
馴れ初め話 ご馳走さまです♡
笠松駅を通過する度に、馴れ初め話を思い出すことになりますね☺️良い話でした🤗
読ませていただき心がほわほわしました🎵 ありがとうございます!
なんかすごく良い! ジモティしかわからん一宮インターのとこ大好き♥
わぁ!行動早っ!笑 在りし日の思ひ出が絡んで ステキなエッセイ!文章力半パない!笑 薬心養湯にステキエピソード増えましたね!嬉しい!笠松のどて、私も仕事中抜けしてデートして食べました!懐かしい!ととのえ!若者!岐南のホテルもあるぞ!笑
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