ハシタク

2021.04.04

1回目の訪問

サ活数が多かったので来訪してみた。店に着くと、たしかに昭和の銭湯である。

中に入ると、受付と更衣室の広さに驚かされる。更衣室にはコテコテ大阪人のおっちゃん達ばかりである。昭和の銭湯が現代令和に残っていることに感嘆する。しかし、ロッカーの鍵は先っぽが丸い棒状で、開けると「カシャン、ピッ」と鳴るハイテクである。
恐る恐る浴場内に入り、階段を登ると、広々した空間にいろんな種類の風呂がある。体を清めようと洗い場へ行くと、シャンプーもボディソープもない。「しまった。ここは銭湯だからアメニティは持参しなければいけないのか」。

かけ水をしてサ室に入ると、全身刺青のおっちゃん、兄ちゃんがいる。やはりここは昭和の銭湯なんだろう。水風呂はそこまでキンキンに冷えてないが、水質は良い。外気浴は真ん中の大きな風呂の縁に腰掛けて行う。水を飲むための冷水機等は見当たらず、階段横の洗面台の壁にポツンと「飲料水」と書いた札があったので、恐る恐る洗面台の水をすする。
あと炭酸水温泉の濃度が半端ない。1分も経たないうちに大量の気泡に包まれて、まるで全身ソーダ漬けである。

サウナ後は名物カレーうどんを食す。まさか銭湯に食堂があるとは驚きである。500円とは良心的な価格である。
帰りに気づいたのだが、受付前の小さな噴水の中に優雅に黄金色の鯉が泳いでいる。

まさに昭和時代にタイムスリップしたかのような夢の銭湯であった。

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