朝日湯源泉ゆいる
温浴施設 - 神奈川県 川崎市
温浴施設 - 神奈川県 川崎市
記憶からするに明日は約500日ぶりのノーサウナDAYとなりそうだ。ワクチン接種前に最後の晩餐がてら訪問。膨れ上がったイメージからすると想像以上にコンパクトな浴場ではあったが、それが意図されたものであると気付くのに時間はかからない。ぬるめの炭酸泉濃度は日頃嗜むレベルを超越していた。もはやこれは無糖三ツ矢サイダーだ。三ツ矢サイダーから糖を排除したら炭酸水となるが、詰まるところ炭酸風呂ということだ。この様な意味がわからなぬ思考となる程に、前菜前バーストに相応しきものであった。前菜はTVもBGMもない極めて静寂な空間に地名の如く鋼管を流れる僅かな流水音が心地よい。序盤はやや温度が低めと感じたが凄まじきオートロウリュによって命の危険を感じる程に。漢達の呼吸が荒ぶる。コンパクトな造りである為熱気がなかなか抜けないのだ。たまらず退室を試み座面から腰を浮かし熱気を切り裂いた刹那、更なる危機を感じる。是れ程に長く感じる3mの道のりは無いだろう。故に水深150cmのメインディッシュはあまりの心地良さの先に観える宇宙と同期するのだが、デザートはその更なる先の三途のお花畑まで意識が廻る。良き景色であった。30分に一度そんな生と死との戯れを繰り返すこととなったが、またおかしな遊興を覚えてしまったと、一体どこまで行けば気がすむのかと自問。答えは無い。道のりは遠いが再訪は近い。皆さんお行儀の大変良いこと。爽快感、民度はかるまるに匹敵する。
男
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