【閉店】源氏ケ丘温泉
銭湯 - 大阪府 東大阪市
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【クリプトメニア・ヤポニカ】〜大きな筆入れ〜②
浴室内は、円形の外周に沿うように浴槽が並ぶ。
当然、入口が狭く、奥が広くなるという円形ならではの現象が起こるのだが、よく計算されている。
円形設計をやった人なら分かるんですが、角度を45°振る設計よりやり易いが、実際の工事がとてつもなくやり難いのです。
当然、応力計算もこの頃は手計算なので、円形を描く部分が大変だったと思われる。
ただ、大らかな時代だったので、結構いい加減な構造計算であったとは想像に易いですが(笑)
まずは電気風呂に浸かる。
小西の電浴だ。
気泡浴槽やサウナがあることから、この辺りが建築年代と合わない為、改装工事をして設備導入したと想像される。
オヤジの話しだと、先代の初代がこの円形建築を建て、地域ではさぞ有名だったらしく、大変な賑わいだったそうだ。
二代目のオヤジが引き継いだと思われる昭和40年後半〜50年代は正にサウナ第一次ブームの幕開けだった頃。
最盛期の売上げから、いち早く改装に踏み切ったと思われ、設備年代が他の銭湯よりかなり古いことが、歴史的価値だ。
以前、名古屋レトロ銭湯巡りをしていて、昭和30年代の気泡浴槽のバルブを見てたので、明らかに一線を画する製品精度の違いが面白い。
ちなみに、名古屋レトロにあったのは鶴亀の気泡浴槽装置だった。
電力3程度かな?の電気風呂を上がり、一旦脱衣場で休憩。
番台はオヤジから三代目の息子(60才くらい?)に変わっていた。
三代目は番台に座らないのがスタイル。
いつも脱衣場の椅子に座っていて、初見だとお客にしか見えないだろう。
kimo氏サウナマットを出して「サウナルーム」に向かう。
この「サウナルーム」という表記も図所建築の特徴。
同じ年代に当たる緑橋の「パール温泉」も同じく「サウナルーム」と表記してある。
べりこさんに依頼されて謎(https://sauna-ikitai.com/saunners/32272/posts/531652)を解いたサウナのドアを開けた…
〜つづく〜
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