最終日。名残を惜しむ常連さんに混ざっての入浴。皆さん次はどこに行こうか話されてて、場所をめっちゃ説明されたりしている。
身体を洗い、浴槽を順番にゆっくりつかっていると、サウナの電気が消えて暗くなる。
その後サウナに入ると、中は暗く、先客お一人。これからどこに行こうかな、同じ町内でここが一番近かったから、と話されていた。
サウナ暗くなりました?と聞くと、もう終わりの時間やからねー、ここも終わりやしねーと。
確かにいつものアチチ!ではない。温度計見ると92℃くらい。それでも入っているとしっかり汗はかく。最後は自分一人に。もう時間も遅くなってきたし、浴槽にも最後入ろうと思ってこの1セットのみ。この後サウナに入られる方はおらず、最後に常連さんがマット回収されていた。
脱衣所では皆さん話されていて、バスタオル巻いたまま番台おじいちゃんと話されてる方も笑
「いや、まだやろうと思ったら出来るんやけどなー」という声が聞こえてくる。
常連さんが「ほんならやっぱり続けることにしました!ってしたらええねん」等話している。
飲み物残らないように買おう、と思っていたら、既に皆さんお買い上げされて残ってなかった。
帰り際、番台おじいちゃんに「ありがとうございました。いいお湯でした。」て伝えることが出来て、おじいちゃんもありがとう、と言ってくれて。
玄関で一緒になった方が「毎日こんな賑やかやったら良かったのになー」とおっしゃっていた。またどこかで会えたらよろしくね!と言ってくださったのも嬉しくて。
本当に、地域の皆さんに愛されていたお風呂屋さんやったんやなぁ、と駅までの道を歩きながらしみじみと思った。
女
- 92℃
- 18℃
閉業の日にふさわしく色々ドラマティックだった。。なんか、感無量。
いつもの丸い可愛い建物。この建物の行方が気になるし、おじちゃんと話したいから今日は最後だし聞こうと、番台のおじちゃんに「こんばんは〜今日で最後ですね」と言うと、少し置いてから「410円です〜」お耳が遠いようだったので、諦める笑。
今日も賑わっている。この浴室の感じもう見慣れた風景になりつつあるけど、この景色ももう今日で最後か。。洗い場が混んでいて空いてるとこ探してキョロキョロしてると、おばちゃんがこっちこっちって隣空けてくれた☺️
サ室に入ると赤いサウナハットのべりこさんが✨2セットと休憩もご一緒してたくさん話せてとっても楽しかった😊べりこさんが先に帰られ、残り1セットとお風呂を楽しむ。サウナは今日は106℃いってた時もあり、水風呂から出る時もうクラクラしてて、バッチリキマル!深めの浴槽は熱湯で最初入る時うわっ熱い無理かもって一瞬思うけど、全身入るとこれがとんでもなく気持ち良い〜その後水風呂入ると心地良き。
浴槽入ると水色のドーム型の屋根やオーロラタイルのシャワーブース、壁とか浴槽とか全部を目に焼きつける。
脱衣所から上がり、べりこさん情報でアルクマさんもやって来ると聞いていたので、着替えながら髪の毛乾かしながらチラチラ見ていると、おや?メガネによく見るとたぶんXiaomi!声をかけるとアルクマですと言ってくれてホッとした☺️やっと会えた〜!色々話せてとっても楽しかったです☺️ドリンクももうほとんど残ってないけど、数本残っていたので、少しでも減らしてあげたいとオロナミンCを買って帰ることに。番台におじちゃんいなくて、向こうに息子さんがいらっしゃりおイクラですか?おやじがやってて分からんねん〜というので無理やり200円置いた。いつも安く入らせて貰っているので心ばかりですが。
おばあちゃんが一生懸命ロッカーに鍵差してるけどなかなか開かなくて、押してあげようと見たら57やのに55のとこに一生懸命差してた!こっちこっち〜って開けてあげたのをきっかけに、ここが1番ええわ〜もう50年も前からあるからな〜、あのおじいさんもええ人やろ〜もう88歳で私と同い年。もう1人常連さん加わり誰か若い人が継いでくれたらええねんけどなぁと、あぁ私に色んな何かの力と財力があればなぁと強く心の中で悔しい思いが浮かんだ。別の常連さん達もこれからどこに行こうかとか、またどこかの銭湯でね〜というやり取りをたくさん目にして、卒業式の日のふわふわした切なさを感じた。
本当に地域に常連さん達に愛された銭湯だったと思いました。あの丸い建物をどうか有効活用して欲しいと切に願います。
女
- 104℃
閉業まであと4日…明日は定休日なので、急遽今日行くことに(厳密にはあと3日…)
閉業のご挨拶の文章にのれんを降ろしますってなんか…胸がギュッてなった。
貴重な円形建築物を写真に納めておきたい。前から横から色んな角度から撮りました。
番台のおじちゃんにこんばんはっと声かけると、ビクッてなってはったので、居眠りしてたのかな☺️起こしてごめんね。
噂で410円のままと聞いていたので、500円玉を出しもうお釣りいらないよって言おうと思ったけど、なんか逆にやらしくなっちゃいそうやなとやめました。90円のお釣りをきっちり渡してくれてなんか、またギュッてなった。
入ると結構な人が浴場にいらっしゃる!
そして、隣にお話してる常連さん。おひとりは多分あの素敵マダムだわ!ずっとお話されてるのでこのままサヨナラなっちゃうのかな〜とチラチラ見。話し相手が帰られたので、マダムにあの〜私の事…と言いかけるとすぐに、奈良から来てる人!と覚えていてくれた✨もう1人のマダムも加わり、人増えましたね〜と言うとなんか、ネット見て来てる人多いみたいやね〜と、Twitterというものでたくさんの方が口コミされてますよ〜と言うとなんか嬉しそうでした!最後の日はマダムももちろん来られるので、またおいでね〜!!と素敵な笑顔で言って下さりほっこり☺️
洗い場はほぼ埋まっていて空いてるとこ探すくらい、各湯船も人が入ってる。なんか賑わってて嬉しい。体を洗い浴槽に浸かり、サウナハットを被っていざサウナへ!
おひとりいらっしゃったので、失礼します〜と、「あの〜もしかして、あやさん?」と、え!?「べりこです」ええー!!!偶然したいしたいって思ってたら、偶然って突然訪れるもんだ✨偶然なんて初めてだから、なんかすごく照れるし、変なテンションになってしまう😅
ずっとお会いしてみたかったべりこさんとたくさんお話できて楽しかったです☺️
気付くと誰もいなくなってました…笑
前回気付かなかったけど、104℃もあってバッチリキマル!
やっぱりここのシャワーブースのオーロラタイルは輝きが違うなぁ。
ここが閉業になった後、この建物はどうなってしまうんだろう。。どなたか別の銭湯とかに買い取ってくれないかなぁとか考えていた。410円なのにドライヤーも時間無制限で無料だし、電気付きドレッサーもあって、儲けるよりも喜んで欲しいっていう気持ちなんやろなぁ
オモウマイ店の銭湯版だなぁって考えていた(分かる人限られる😅)
帰りおじちゃん番台にいなくて男性脱衣所のぞくとおじちゃんが気づいて走ってきてありがとうって言ってくれた…涙。
本当にありがとう。最後の日来れたらいいな。
女
- 104℃
おそらく最初で最後になるであろう源氏ケ丘温泉さん♨️自転車かっ飛ばして行ってきました🚴♀️
まーるい形のお風呂やさん。中に入っても、脱衣所もお風呂の中も丸くて、当たり前なんやけど、なんだか不思議な感じがしてきゅんとなりました。1番深い湯船は、わたしが好きな熱めの温度でとろけました🤤電気風呂はやさしくて、思いやりのピリピリでした😌
さて、サウナへ。入った途端に、あっつぅぅぅ!と、感嘆の声が漏れました。流れる演歌でテンション上げながらその熱さに耐えようとも、5分も入ってられなかった。。けど、とてもいい汗かけました‼️気持ちよかったなぁ〜。クールダウンの水風呂も、やさしい冷たさでこちらも思いやりを感じました☺️
店主のおじちゃんも、たくさん言葉を交わしたわけではないけどそのあたたかさが伝わり、源氏ケ丘温泉に入った瞬間から、さよならと帰る時までずーっとほっこりしたままでした。
10/15で最後なんて寂しいですが、一回でもこの貴重なお風呂屋さんに行けたことに感謝します。
この度は、ご入浴させていただきありがとうこざいました☺️♨️
おそらく訪問は最後になるのかな。10/15で閉店となる源氏ケ丘温泉さん。行くことを伝えべりこさんと現地合流。大阪府の銭湯は10/1から490円に値上げしたにも関わらず、入浴料は今までと変わらない410円。
身体を洗った後に初めて入る深湯があっつい!でも気持ち良い!とりあえずしばらく入って水風呂へ。あーー、今日は昼間暑かったから余計に水風呂気持ち良い。
浅湯(底のお花のタイル可愛い)、電気風呂(広めでぬるめで弱め)、超音波風呂(弱めのジェットバス)、寝湯(昔は薬湯やってた場所っぽい)と名残惜しく全箇所くまなく入っていく。昔はすごく賑わっていたんやろうな…
そしてアツアツのサウナへ。入った瞬間に「あっつ!」と言ってしまう本日は101℃。ストーブが赤く燃えている。今日は頑張って、7分×2セット。出たあとの水風呂がきくーー。ちょうどいい冷たさで長めに入ってゆっくり身体を冷やす。
常連の方同士が、ここが閉まったら次はどこへ行くか、等話されていてせつない。近くには2軒あるとの話でしたが…
最近お風呂屋さんが閉まることが多くて色々と考えてしまう。自分が出来ることは細々と色々なお風呂屋さんに通うくらいしかないのかな。
帰りに番台のおじいちゃんに、ありがとうと声かけようとしたけど、ウトウトされてたので小さくありがとうと言いながら外に出た。
女
- 101℃
- 18℃
サウナイキタイを知らなければ
間違い無く出会う事の無かった一湯。
駐車場検索がすんなりヒットしたので
?と思ったらなんと自分も何度か訪問した事のある踏切付近の某焼肉店さんのご近所! (。・о・。)
コレでサ飯も決まったな(ᵒ͈̑ڡᵒ͈̑ )とご機嫌で
駅とは逆方向に歩き到着致しました
源氏ヶ丘温泉さん。
浴室まで一体になったモダンな円形の建物。
そして直ぐには気づかなかったのですが
浴室とサウナ室に時計類が一切無い。
熱くなったら出る。
冷たくなったら出る。
好きなだけボォーっとする。
時間が気にならない程の
マイルドなサウナと水風呂。
湯船の縁にもたれ見上げてごらん青天井。
歴史を感じながら静かなととのい世界へ…
この美しい円形屋根。
壊さないで欲しいな…₍ᐡ• ̫ •̥ᐡ₎
とても良き銭湯でした。
男
- 85℃
- 20℃
皆さんの投稿で10/15で廃業と知り、なんか居ても立っても居られず車とばして初訪問。。(って、廃業と聞いてから初訪問なんて、ただ自分が哀愁を感じたいだけなんでなんか勝手ですよね。。御免なさいね)っと思いつつ、訪問して良かった! 源氏ケ丘温泉さんは記憶に残すべき良き銭湯でした!
まず外から見ても建物が円形、中に入って上から十字に割って左右が女湯/男湯、手前が脱衣所で奥が浴場の造り。狭い浴場なのに、天井がドーム型で高く、しかも青色に塗られているので明るくて開放感バッチリ。 円形を利用して洗い場、湯船、サウナ室が効率良く配置されており他では見たこと無い素敵なレイアウトにまずは感嘆。はぁ〜良いね。
身を清めてから浴場真ん中の深い湯船で湯通し。薪炊きのお湯はキリッと熱く気持ち良き。 サウナは電気式で真っ赤な熱管が見え、温度計以上に熱く感じる。時計は無いので、流れる演歌が時計代わり「♪近くに来たら顔出すよ。思い出詰まった店だ〜か〜ら〜」とタイミング良く?流れ、廃業哀愁を誘われながら、1曲終わって玉汗、2曲目終わりで水風呂へ。 水風呂はいつまでも入っていられそうな心地よい温度でゆったり冷まされる。そして脱衣所でほんのり整う。。こんな感じで3セット体験。
初訪問なのになんか落ち着いた。
廃業はほんま残念。。。
男
- 94℃
- 19℃
【クリプトメニア・ヤポニカ】〜大きな筆入れ〜④
お弁当作りで閃いたのは「肉厚」
正面からあの怪光線を受けていたのでは、ウルトラマンとて、ひとたまりもない。
しかし、中高年の分厚い肉とタップリの脂肪は背面にある。
細切れ肉より、トンテキの方が焼くのに時間かかる理屈だ。
しかし、サ室ベンチの奥行きは、たったの38cm、しかも、1段の平ベンチでどうやぅて後ろを向く?四次元!
もう引退してずいぶん経つが、2009年大阪府テコンドー大会で優勝経験を持っている。
得意技は「バンダルチャギ(半月蹴り)」踵落としをロシアンフックのようにして蹴る技だった。
つまり、辞めたとはいえ、この年齢にしては身体が柔らかいのだ。
僅か38cmの幅で壁に向かってあぐらをかく。壁に膝が当たり、お尻は落ちそうだが、何とか保てそうだ。
「カサイさんスタイル(改)ヨガver.キープ・ダルシム!」
ダルシムのヨガのポーズをキープして、アゴを引き額を壁に付ける。
背中がジンジンして来るが、焼かれる感覚は収まった。
しかし、壊れたのかと言うくらいの汗が流れ出し、ビッシャビシャに!
キープ・ダルシム、アゴスタディで、波平の腕は大きな筆入れの8分。
マイヤヒーな水風呂へ!
脱衣場で休憩。
後ろ向きなのに、前にもあまみが出てるの何故?で、水分補給はノマノマイェイ。
3セット目もカサイさん改でドバドバの汗をかく。
脱衣場で休憩しながら、常連さん達のやり取りを聴く…皆、ここが無くなることが寂しそう…
僅かずつ、浴槽の高さを下げて浴槽から浴槽へお湯が流れ落ちる緻密な設計と施工。
熱湯は図所建設特有の「二段浴槽」
二段目に腰掛けると、肩まで浸かれるという、心苦しいまでの配慮がなされている湯船で締めの焚き。
サッと水風呂に浸かり上がる。
オヤジと番台前で少し話をして、閉店前にもう一度来る事を決意する。
「クリプトメニア・ヤポニカ」それは「日本杉」の学名。
杉は日本を象徴する木であり、神話の時代、ヒノキよりも格が上であったともされる。
ラテン語で付けられたその意味は「日本の隠された財宝」
何の変哲もない、何処にでもある木が、ヨーロッパの人からは「隠された財宝」という価値を見出したのです。
市井に生きる人達にとって、単なる「銭湯」
だけと、私にとってクリプトメニア・ヤポニカなのですから…
また来るよ。
〜おしまい〜
【クリプトメニア・ヤポニカ】〜大きな筆入れ〜③
サウナルームはお一人様。
長さ3m程の座席に、マットは1.6m程しか敷いてない。
ストーブ前と、入口前は板間となる、安定の省消耗品設定。
サマットを持ち込むのは、このストーブ前に座るのに尻が焼けるからなのだ。
旧アカ参照(https://sauna-ikitai.com/saunners/32272/posts/532517)の石英管シーズヒーターは真っ赤な怪光線を放つ。
同じ図所建築の鶴橋千歳温泉の石英管シーズヒーターの初期型考えられる。
当時、この様なヒーターが発売されてたとはとても思えないので、多分、制作工場によるオーダーメイドと考えられる。
残念なのは、当時、遠赤外線に対する研究や実証が無かった為、遠赤外線の範囲内だが所謂「近遠赤外線」を大量に発する石英管を採用してしまったことだ。
赤外線が当たって反射する際、表面に高熱を残していく為、焼いたり、焦がしたりが得意なこのヒーターは、オーブントースターにも使われており、短時間でパンの表面が焦げるのは、この事を利用しているからだ。
しかも、熱放射を堰き止める石積が、隙間だらけのデザインレンガなので、直接熱線が身体に当たる!
や、焼ける〜!
ヒリヒリと熱線を浴び続け8分。
21℃の水風呂は涼しくなってきたので20℃を下回っている様だ。
すこし長めに浸かり、脱衣場で休憩すると、近遠赤外線効果でエゲツないあまみ!
(これはちょっと良くないな…)
以前はサ室環境を自分で調整する事にトライしていた。
ニュー霧吹くんはその頃生まれた実装兵器だが、最近はあまり使っていない。
そして、「換気と環気」この調整によりサ室環境が格段に変わる事の実証を経て現在だ。
今日はニュー霧吹くんも無いし、図所建築のサ室には換気口が無い。
という事は、この裸一貫で何とかするしか無い!
考えろ、考えるんだ…ブルースウィリスが頭の中で語りかける。
「!」
毎日のお弁当作りがフラッシュバックし、トンテキの映像が流れた時
「ぴ、ピラメキーノ!」
2セット目のドアを開いた…
〜つづく〜
男
- 19.5℃
【クリプトメニア・ヤポニカ】〜大きな筆入れ〜②
浴室内は、円形の外周に沿うように浴槽が並ぶ。
当然、入口が狭く、奥が広くなるという円形ならではの現象が起こるのだが、よく計算されている。
円形設計をやった人なら分かるんですが、角度を45°振る設計よりやり易いが、実際の工事がとてつもなくやり難いのです。
当然、応力計算もこの頃は手計算なので、円形を描く部分が大変だったと思われる。
ただ、大らかな時代だったので、結構いい加減な構造計算であったとは想像に易いですが(笑)
まずは電気風呂に浸かる。
小西の電浴だ。
気泡浴槽やサウナがあることから、この辺りが建築年代と合わない為、改装工事をして設備導入したと想像される。
オヤジの話しだと、先代の初代がこの円形建築を建て、地域ではさぞ有名だったらしく、大変な賑わいだったそうだ。
二代目のオヤジが引き継いだと思われる昭和40年後半〜50年代は正にサウナ第一次ブームの幕開けだった頃。
最盛期の売上げから、いち早く改装に踏み切ったと思われ、設備年代が他の銭湯よりかなり古いことが、歴史的価値だ。
以前、名古屋レトロ銭湯巡りをしていて、昭和30年代の気泡浴槽のバルブを見てたので、明らかに一線を画する製品精度の違いが面白い。
ちなみに、名古屋レトロにあったのは鶴亀の気泡浴槽装置だった。
電力3程度かな?の電気風呂を上がり、一旦脱衣場で休憩。
番台はオヤジから三代目の息子(60才くらい?)に変わっていた。
三代目は番台に座らないのがスタイル。
いつも脱衣場の椅子に座っていて、初見だとお客にしか見えないだろう。
kimo氏サウナマットを出して「サウナルーム」に向かう。
この「サウナルーム」という表記も図所建築の特徴。
同じ年代に当たる緑橋の「パール温泉」も同じく「サウナルーム」と表記してある。
べりこさんに依頼されて謎(https://sauna-ikitai.com/saunners/32272/posts/531652)を解いたサウナのドアを開けた…
〜つづく〜
【クリプトメニア・ヤポニカ】〜大きな筆入れ〜
連休は事務所で図面書き。
いい加減肩が凝ってきたので、仕事を切り上げで近鉄電車に乗る。
学生の町「長瀬」で降りてテクテク歩き見えてくる円形の建物「源氏ヶ丘温泉」だ。
煙突とのシルエットが、吊るした蓋のように見える。
昭和34年に建てた建物ととしては、かなり斬新な円形デザインの外観は、当然中も円形。
設計もだが、建築工事が大変だったろうと想像に易い。
この稀な銭湯、最初に行ったキッカケは、べりこさんからの調査依頼。
おしり探偵によって、サ室の謎は解決された。
その存在がまさに至宝。隠された日本の宝なのだ。
しかし、残念ながら60年余りの歴史に、幕を閉じようとしている。
その姿を目に留めようと、円形の玄関に入り44番に靴を入れる。
番台のオヤジにお金を払いつつ「もう閉めてしまうねんなぁ」
「せやねん、こんだけコロナで客減ったらおしまいや!」
「ほんで、ここ、どないすんの?」
「息子が更地にして売ってまうんちゃうか?」
銭湯界の隠された日本の至宝は、灰塵に帰する運命のようです。
円形の脱衣場で服を脱ぎ、浴室へ。
…確かにお客さん、減ったよなぁ…
しっかり身体を洗いながら、軽く湾曲した円盤状の天井を見上げ、天井仕舞いに貼られた板金と円筒越屋根となった、余りにも特殊な空間を目に焼き付ける。
本当に昭和30年代にこんなデザインを考えるとはスゴイ。
そう、この建物は図所建築施工の銭湯。
かの建築会社は、戦後焼け跡まだ残る町に、未来を夢見る建物を作ったのだ。
思い出を綴るように
〜つづく〜
歩いた距離 1km
定休日前にイン。
雨の中歩いて訪問。初めて傘用のロッカーを使いました。
とても小さなロッカー。かわいい。便利。
源氏ヶ丘さんの「サウナ、流れ風呂、寝風呂…」と書いてある電気の看板、実は裏面には「毎度ご入浴ありがとうございます」と、お帰りになるお客さんへの感謝の言葉が書いてあって、前からイカすな、と思ってました。
温泉地の道路の脇に「気をつけてお帰りになってください」みたいな看板あるよね。あんな感じの気遣いを一銭湯がやっておるの、イカす。
この画像を撮るために、この日は行きました。
サウナ室で常連お母さんに「あと1ヶ月やねえ」と話しかけていただく。
お母さんはここが閉まったら、昔通ってた蓬莱温泉に出戻りするらしいww
そこでまた会えたらいいなぁ。
結婚して引っ越してから、お風呂屋さん探しして、色んなお風呂を巡ったお話を聞かせてもらう。
「三好温泉、子供連れてよく行ったわ」とか、今はもう廃業してしまった銭湯のお話しなど聞けて、超嬉しかった。
(三好温泉は大蓮にある、まだ建物残ってるけど大きくて中どんなんやったんやろ?と気になってた銭湯です)
お母さんにとっては、銭湯が日常に溶け込んでる存在なんやな〜とお話聞いてて思いました。
「今はもう家にもお風呂あるけど、仕事終わって大きなお風呂に入るの気持ちいいやん」って、カッコいいな。憧れちゃう。
帰り際に、「お先です〜」って声掛けたら、また別のお母さんがニコニコ手を振ってくれて嬉しかった。
無くなるの、本当に寂しいです!
歩いた距離 0.6km
長瀬 源氏ケ丘温泉
駅から10分くらい。 今度廃業されてしまうようなのでさよなら入浴。
特徴のある円型の建物。 番台式。
円型なので男湯エリアが半円。 脱衣所がその半分。
妙に空間のある不思議な脱衣所。
浴室も同じ形。
中央に主浴槽、主浴槽(浅)
時計回りに寝湯ジェット 座り湯 電気 水風呂 サウナ。
施工はおそらく図所建設さん。
サウナは追加料金無しのドライサウナ。 演歌の有線あり。
水風呂は扇状の不思議な形。 円形だから仕方ない。
主浴槽2つは温度が違う。
寝湯、座り湯は薬湯を兼ねているらしいが入浴剤は入ってなさそう。
ドリンクボチボチ。 ソフトドリンクのみ。
Googleマップで上から見ても円形。
こんな不思議な銭湯が廃業されるなんて勿体ない。
10/15で廃業されるとべりこさんから聞き、とりあえず行ける時に!と行ってきました。現地でべりこさんと合流。
源氏ケ丘温泉のこと、べりこさんが近所でよく行く銭湯で、おじいちゃんが番台にいて、410円で、という認識やったんですが‥
こんな良い銭湯やったとは😭もっと早くに気付いて来ておけば良かった。建物や内部の詳細はべりこさん始めサ活書いていただいている方の通りで‥とにかくタイルとか可愛いし、屋根が水色やし、色んな意味で個性的で素敵。
山小屋風サウナもあっつー!入ってくる常連さんは皆さん「あっつー!」言いながら入室。ストーブから遠い所や、入口横の床に座りはる笑
常連さんお二人で、今日阪神勝ったかな?て話でされてて、よく聞くと他の常連さんでかなりの阪神ファンの方がいるらしく、負けている時は機嫌が悪いから今日どうかな?っていう話やったらしい。後で来るかもしれないからと。思わず笑いが声に出てしまったー😂水風呂にも冷たっと私に笑顔で言いながら入りはるし、気さくな感じで大好きやー。
近鉄長瀬駅までべりこさんと話しながら送ってもらいました。楽しかったけど、廃業のことがあってしんみり。また廃業までに絶対来よう。
女
- 100℃
- 18℃
アルクマさんが長瀬に来られるとの事で「ほんなら行くわ〜」と歩いて訪問。
番台にはおじちゃんがおらず、アレ?とおもったら俊敏な動きの方のおじちゃんが男性側からサッと来てくれて、410円払う。
こっちのおじちゃんが息子さんの方なんやな!とか色々分かってきたのに淋しい…。
女湯は最初のうち少し人がいたが、17時20分ごろ?私たちだけ貸し切りの時間がちょっとだけありました。
いつもこの時間貸し切りになるな…。
この時間にあちこち観察して、入ってすぐ右のシャワーホースのカランの蛇口がどっちも水色でどっちがお湯かわからん状態なのを確認したり、
あやさんのサ活にあった、立ちシャワーのキラキラオーロラ具合をしげしげ眺めたりしました。
改めて見るとここだけめっちゃ輝いてるな…。後付けで工事したんかな?
(下の段のシャワーの水切れが悪く、いつまで経っても水が出っぱなしで焦りますが、いずれ止まるので心配なきよう…)
今日もサウナはめっちゃ熱くて102℃。
やはり5分もたず…。
水風呂から、高い水色の天井を眺めるこの風景が好きです。
この風景をなんとか記憶に留められないものかな。スケッチでもしようかな…(怪しすぎるww)
アルクマさんと長瀬トークをしながら駅まで歩いて、楽しい時間でした。
ただの近所の住人ですが、源氏ヶ丘に来てくださる方が増えて、大変嬉しいです。
自分の好きな銭湯が褒められると幸せな気持ちになりますね。
歩いた距離 0.6km