ユキカ

2021.10.20

1回目の訪問

前から行きたかった念願の大磯。
思えばドラマ「サ道」を妻と観ていて、いつか行きたいねと言っていたのだ。あの頃は妻のお腹が大きくなり始めたころ。息子が生まれて何歳くらいになればいけるかと考えていた。程なくして、2人とも私の隣から去ってしまうのだが。

晴れた平日の昼、大磯駅に着く。歩いてホテルまで行ってみようかと思うも、途中で後悔する。けっこうな距離であった。
15時にチェックインを済ませ、スパへ。
眼前には太平洋と晴れた空が広がる。夫婦やカップルで来ている方々がやはり多く、写真撮影に精を出している。1人で来ている男性は私くらいだが、誰も気にしないだろう。
サウナは2つ。90度のフィンランドサウナと50度程度のパノラマサウナ。いずれも人数制限と、一定間隔で換気を行なっている。休日であればそう自由に入れなかっただろう。平日の長期休暇は仕事柄年一回しか取れないことも、今回足を伸ばした理由である。

まずはパノラマサウナへ。南から西の海を眺めながらいつまででも入っていられる。ちょうど陽が傾き始める時間だ。
そろそろ換気が終わった頃か。フィンランドサウナへ。
先程と正反対の、薄暗く静かな部屋。時計もない。おそらく10分程だろうか。しっかり汗が流れ出る、ちょうど良い温度と湿度だ。
サウナとしてはあまり…と言った前評判も聞いていたが、そんなことはない。素晴らしいサウナだ。
出たところにシャワーが3つ。中でも右のものは、ミントの香りの冷たい水が勢いよく出る。これが何とも気持ちよかった。
そして水風呂へ。深さ、冷たさ十分。サウナ室は数人の人がいるも、水風呂まで入ることはないようだ。お陰で独り占めだ。めずらしいものを見るような目で見られたような。

ついに外気浴へ。サウナ、水風呂を楽しんでいる内に陽が沈んでいた。素肌ではこの時期の海の風は少し寒い。ガウンを羽織って椅子に身体を任せる。ゆっくり動く雲。穏やかに打ちつける波。藍から橙へ、空のグラデーション。橙の空にくっきり引かれる稜線、対岸の灯り。
この景色を見てあなたは何と言うだろうか。あなた達とここに来られたらどれほど幸せだろうか。

ととのった。いや、それ以上だ。

食事はレストランもおいしそうでしたが、中華のテイクアウトと売店のお酒で十分満足でした。

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