麻布黒美水温泉竹の湯
銭湯 - 東京都 港区
銭湯 - 東京都 港区
仕事帰りに立ち寄ったのは麻布十番駅より徒歩5分ほどの「麻布黒美水温泉 竹の湯」さん。土地柄、改良湯や光明泉のように若者がこぞって集まる銭湯を想定していたが、予想とは裏腹に地域のお爺ちゃんだらけのTHE町銭湯であった。
利用料は900円。タオル類込み。シャンプーとボディーソープは使い切りタイプのものが無料で貰える。つまりは手ぶらでの訪問も可能。ありがたい。小綺麗で清掃の行き届いた脱衣所。お爺ちゃん同士が他愛も無い話に花を咲かせている。 若者の姿は一人として見当たらない。
温浴は屋号にもなっている『黒湯』が最大の特徴。滑らかな肌触りの天然温泉が身体を優しく包み込む。ボコボコのバイブラが気持ち良さを倍増させる。 他の温泉に比べて黒湯ってより肌がツルツルになる気がするのは気のせい?泉質についてはまだまだ勉強中の身。奥が深い。
♯サウナ ★★★☆☆
おー!けっこう狭い!収容4名のコンパクトな作り。L字型で片方の面のみ二段掛けとなっている。遠赤外線ガスストーブによる輻射熱がバチっと来る。室温98℃。照明は明るめ。BGMはラジオ。特徴は少ないが、確りと熱い。
サウナハットを被っていたら、地域の住民と見られるおじいちゃんにそれは何ぞや?という顔でまじまじと見られた。頭皮を熱から守るものですと一言。いいな、それと。手ぬぐいを頭に巻いている、貴方のほうが渋くてカッコいいですよと返す。
♯水風呂 ★★★★★
黒湯の天然温泉による水風呂。水温も14℃とキンキンである。バイブラ付き。これは気持ちが良い。思わず声が漏れる。水風呂を出た後でも、冷たさが肌にちゃんと残る感覚がある。サイズは小さめだが、武蔵小山温泉の水風呂と良く似た水質。黒湯の水風呂、好きだな。
♯休憩 ★★★☆☆
浴室内に休憩スペースは無い。どこで休憩しようか?と頭を悩ませるが、何となく脱衣所の丸椅子をチョイスする。結果、これが大正解。壁にもたれ掛かり、頭上を見上げると扇風機。しかもかなりの風量。クーラーも程よく効いており、目を閉じるとぐるぐると世界が回り出す。これよ、これ。 専用の休憩所は無くてもしっかりととのってしまう。
8分を3セット。87点。これだけの水風呂のクオリティ。サウナを利用しないお爺ちゃんたちであっても、温冷交代浴は欠かさない。かなりの利用者がいたので、少しだけ渋滞が発生していたけど、しょうがないね。
帰り道は久しぶりに麻布十番の商店街を歩く。ハイソサエティな街並みの中で、レトロな純喫茶を見つけてテンションが上がる。竹の湯さんも似たような感覚。現代的な街に、古くから愛される銭湯。エモいってこういうことを言うんだろうなぁ。
男
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