グランドサウナ心斎橋
カプセルホテル - 大阪府 大阪市
カプセルホテル - 大阪府 大阪市
🦎🔥こどおじ日記
オキニの二郎系ラーメン店での流儀をご紹介しよう。
着丼したらまず初めに麺のコシを確認する。
3割ほどをいただいた所で、別皿で頼んでおいた卵を溶き、麺をすき焼きの如く卵にバウンドさせ口に放り込む_______
これが俺の必殺技だ。
いつもなら。
今日もいつものルーティーンで卵を溶きほぐしていると、こどおじばかりの店にイケてる男女が来店した。
「俺たちの居場所まで奪わないでくれよ…」
店内にそう言わんばかりの戦慄が走った。
初来店なのだろう、荷物の置き場所や注文の勝手が分かっていない模様。
俺はそんな光景を他所に、譜面に並べられた音符を演奏し(かなで)始める。
細切れのチャーシューに香るフライドオニオン。
うん、これだよこれこれ、と思っていたが何やらいつもと様子が違う。
戦場であるこの店内で先程の男女がお喋りをしているのだ。
他の客はみな辟易としており、店主は「頼む、あんたがロットマスターになってこの風紀を正してくれ…」と言わんばかりの表情で俺の方を見ている。
「おいおい、おっちゃん待ってくれよ。俺は大阪(こっち)に来てる間は平穏に暮らすつもりなんだって。」と応えたかったのだが、そうしているうちに男女への麺上げの時間だ。
「ニンニク入れますか?」という質問に対して男が「ニンニク少なめで」と答えた。
これはこれは…分かったよ。引き受けようじゃないか、俺がこの場の指揮者(ロットマスター)を______
俺は男の眼を見て、首をゆっくりと横に振り、ニンニクを増すように促した。
続いて女。ニンニクなどはデフォルトで注文したようだが、ラーメンの写真を撮った後、しばらくスマホを弄り始めた。
「ゴホン!」と咳払いを一発、エアーでラーメンを啜る動作を見せ、早く食べるように合図を送る。
二人とも無心でラーメンをかっこみ始めたようだ。
これにて一件落着。任務完了。自分の器に残ったラーメンを胃にぶち込み、水を一口飲んで丼をカウンターに上げる。
「ごっそさん」
そう言って俺は振り返らずに店を後にするのであった。
ちょっと店員さん!おかげで俺の頼んだラーメン伸びちゃったじゃないっすかw
今度半ライスでもサービスしてくださいよねw
男
これからも異臭を放ち続けたいと思います
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら