地図からサウナが探せる！

東上野寿湯

銭湯 - 東京都台東区

フロロ＝ルシルフル

2021.07.31

1回目の訪問

「銭湯サウナといって侮ることなかれ」
かつて江戸と呼ばれていたこの地には３大銭湯サウナなるものがあったと言われている。
錦糸町「黄金湯」、清澄白河「辰巳湯」、八丁堀「湊湯」である。かの有名な占星術師・サ倍晴明は、直線上に並ぶこの3施設を用いて、皇居と東京湾の氾濫防止の結界にあてた、と日本サ紀には記されている。
しかしその1100年後の今日、銭湯サウナ四天王が誕生した。その新たな施設は東上野「寿湯」。この小生こそが証人である。
銭湯にもかかわらず、2つのサウナ室と2つの水風呂を備えるクオリティ。高温サウナは言わずもがな、塩サウナの室温も100℃近くを示し、大きな露天風呂の周りには沢山のととのいイスが並ぶ。サウナーへの気遣いがありがたい。そして特筆すべきは「洞窟水風呂」である。水温としては15℃をやや上回るが、バイブラにより程よく羽衣が剥がされる。それもストレスを感じる程強いものでもなく、弱すぎもしない、まさにバイブラの“正解”なのである。頭と足を風呂のヘリに置き、上を見上げると静寂感ある洞窟の岩肌が。その刹那、我々はまるでトルコの世界遺産・カッパドキアのケーブホテルへとトリップしているかのような感覚に包まれる。水風呂の波紋が光で岩肌に反射し、洞窟内には心地よいバイブラの音がこだまする。
このセッティングでととのわない人間がいようか。いや、いまい。
ニュヨ単(存在しない日本語、ニューヨークファンの義)小生は今日、大宮でお笑いライブを見た後、チャリを置いているアキバまで帰ろうとしていたが、気が付くと鶯谷で降りていた。サウセンへ向かおうとしていたが、給料日前(薄給の小生にとっては給料日10日後～を意味する)なので1.2kは惜しい。そこでマップを見ていると、なんと寿湯が近いではないか！と気付いた。700円ちょっとのリーズナブルな価格でサウナを楽しめる上に、東京都では明日8/1より銭湯価格が値上げすることになっている。そして鶯谷→寿湯は弊チャリへの動線上にある。これは行かない筈がなかろう。お笑いライブを共に見たのは質の低いの友人である。一日の最後に身体を清めることが出来てよかった。
P.S.小生は今、浅草で迷子になりながら駄文を綴っています。さてここで一句(追伸で一句詠むな)マット換え頻度上げたら尚良しネ

男