サウナひろい(広の湯)
銭湯 - 埼玉県 川口市
素晴らしい場でした
昭和100点満点です
昭和銭湯サウナ 広いの湯
あの佇まい
入り口を開ける前の不安感
決して明るすぎない照明
女湯、男湯を分け隔てる番頭台
優しい笑顔の番頭のおばちゃん
奥を覗けば、裸のおっちゃん連中がTVのニュースを眺めてる
会話の雰囲気を察するに常連さんだ
いや、常連しかいない
お風呂は普通なのだが、ガンガン流れる湯船の湯
激しいバイブラ
垢すりタオルは無造作に岩に置いてある
そこら中で、河童とカエルがお客さんを観察している
そうそう、リンスインシャンプーね
当たり前だよ！！シャンプーにリンスをインするのは‥
昭和だよ！
ボディソープ？
そんなのないよ！
石けんだよ！
でも、コップがあるんですよ
歯磨き用にね
サ室は広い、平日ゆえに僕1人でしたが
後から常連さんが入室
２０人近く入れるサ室なのに、僕のとなりに着席。
当たり前だよ！！ 常連は座るとこ決まってるんだよ
程なく退室、水風呂は深くて気持ちいい
脱衣所に戻ると、皆、喫煙🚬
「おっ！ここでか！」
うんうん、さすが昭和銭湯！
どこからか
『おばちゃん、チューハイ！』
「なに！ここで飲めるのか！？」
しびれるぅ！
新入りの僕は感動しながら、今日は帰ろう‥と
おばちゃん番頭に下足箱の鍵をもらう
慣れない銭湯に、貸しタオルの返却を忘れ、左手に握りしめたまま
そこで、
『タオルぅ！！！』
野太い声！
常連さんが、忘れているのを遠くから教えてくれた
その声の太いこと太いこと
太いし、デカいが、優しい
僕は振り向いてお辞儀をすると、おっちゃんが優しい笑顔で手を振ってくれた
素晴らしい銭湯だった
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