駒の湯
銭湯 - 宮城県 仙台市
銭湯 - 宮城県 仙台市
地元・仙台に帰省した際には国分町キュアか、人工温泉とぽすと相場が決まってるのだが、昔ながらの銭湯はあるんかいな?と調べてみた。
もう数十年前、中学生の頃に地元の銭湯に友達と行って、水を入れすぎておじさんに怒られた記憶があるのだが、場所的にもう無くなっているようだった。残念。
街中にいくつか銭湯があることが分かり、やってきたは駒の湯。
近くに住んでいる叔母に話したら「あのへんに銭湯なんかあったっけ?」
入らない人には見えないが、銭湯をこよなく愛す人には見える夜の帳の駒の湯は、別世界への入口のようだ。
入浴料だけのシンプルな料金スタイル、脱衣所に入る瞬間「あ、サウナは無いのか」とひとりごちた。
風呂場はコンパクト、金曜の夜、学生と子連れと男一匹の同士たち。
混雑というほどではない、はどよい賑わいぶりだ。
ふと湯船から前を見やると「サウナルーム」の文字。
「あるやん」
しかも、どうもサウナ用のフック等も無く、そのまま入れるようだ。
入浴料だけで入れるサウナに合掌。
無料だけにサウナの中身はまあそこそこかと思いきや、いやこれ無料の次元超えてますわ。
恐らく檜の匂いに包まれたサウナ室は、80℃ながらジワジワとボルテージを上げてくれる。
水風呂は無いが、水シャワーをぶっかけて昇天。
恵比寿ドシーを思い出した。
この夜、仙台と東京が繋がった。
私の半生はこのふたつの街でできていることに思いを馳せる。
中学時代のあだ名はこま。
どうも他人のような気がしないなあ。
駒の湯、ありがとう。
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