しろくま

2024.08.19

5回目の訪問

夏休みの最初と締めを迎えるに相応しいサウナはド安定のこの施設になっていたのです。
朝起きて突如として緑のらっこからテレパシーを授かったのです。
緑らっこ「赤いらっこから聞いたが、汝はここまで来るのに2時間かかるんだってな。この施設なら2時間以上どころか、脳内時間であれば永久に楽しめる。薬湯の中毒性のある香りで飛ばないか?このサウナは常に貴様の汗腺を鍛え上げる準備ができてる、準備はいいか?さあ貴様もらっこになろう!」
とルフィ顔負けの竹野内豊的なイケメンボイスでした。あの面構えであの声出すんだって驚きながら気付けば戦場に辿り着いていました。
まずは夏空を仰ぎつつ、クソデカ看板に描かれた緑と赤のらっこに五体投地をして、神聖な気持ちでこの施設に乗り込むのです。
館内の錚々たる物販エリアを見て資本力の暴力を受け止める事で汗を流す準備を完了させるのですが、超絶人気施設にもなるとこんなにも引く手数多な感じでコラボしてるんだなと驚くばかりであります。
この施設のサ活を見てると隠語祭りでらっこ帝国言語が難しすぎるあまり、闇の組織としか思えないのですが、あ、あの人がアレなんだとちょっとした感動を覚える事もしばしばであります。
いつも通りの馴染む雰囲気にもう既にらっこに心を持って行かれているんだなと感じつつも浴室に赴いて数多くのらっこ看板にしたためられてる聖典を眺めるのです。
大体そういう注意書きって右下に「店長」とか書いてあるんですが、この施設はいつか「らっこ」と書かれそうな気がします。厚木の方が既に←ラッコと書かれてるクソデカ看板もあるので、全てがらっこに収束していく日も近そうであります。
薬湯の香りでらっこの楽園を実感し、露天エリアのとてもよく馴染む雰囲気で心が始まるのです。
今日気付いたんですけど、扉側よりも奥の方がより熱い気がしました。扉のすぐ近くにあるらっこくらいの大きさのメトス的なサウナストーブは一体なんなんだろといつも思うのですが、外気浴増設ステージのようにらっこの魔法によるものなのでしょう。
外気浴が増設されて、あのクソデカい看板を仰ぎながらととのうと、らっこを崇め、讃え、下僕であるという立ち位置を実感出来るのです。あまりにもこの施設のらっこを見すぎるあまり、リアルらっこの姿や色を忘れそうです。いつか水族館デート行った時にらっこって緑じゃないの!なんで!とならないためにしっかりしなきゃと心はシャンとするのです。水族館デートする日が来るよりもらっこの真の色は緑であると洗脳される確率の方が高いですね。
バイブラ付きの水風呂では何故か湯気がふわふわしており、心の霞と同調して安らかな気持ちになれるのです。
夏の終わりを感じるいいサウナでした。

  • サウナ温度 105℃
  • 水風呂温度 14.5℃
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