観音湯
銭湯 - 東京都 渋谷区
銭湯 - 東京都 渋谷区
銭湯なのに、テルマエロマエ的な丸いオブジェからお湯が湧き出る浴槽があってまずびっくりする。興味本位に浸かるが結構ぬるく、あまりリラックスできるような雰囲気でもないのでそそくさと出る。
そして、観音湯には露天風呂があると聞いていたので楽しみに露天風呂へつながる扉を開ける。
完全に当たりな雰囲気で、空が十分に見え、広々とした岩風呂で、2席しかないがととのい椅子もあり、水風呂の後の賢者タイムをイメージしてウキウキしてしまう。
温度もちょうど良く、物音ない静かな空間で露天風呂自体でととのいそうになる。
そして、肝心のサウナへと足を運ぶ。
サウナ料金を払った人だけがもらえるフックキーを扉にかけ、いざサ室へ。
二段あり、8人くらいは座れるちょうど良い広さの100度近くあるボナサウナで、抜群の温度や湿度で保たれておりこれまた最高。
しばらくするともう席は満席になり、恒例の後ろの列に座ってる人が出るときの「すみません」コールが鳴り止まない。
人気サウナの宿命で「すみません」とわざわざ言わないといけないこの感じはとても嫌いなので、なんとか絶妙に前の席があいたタイミングを図り、12分ほどで退室。
水風呂もこれまた最高で18度くらいの冷たすぎず、ぬるすぎずで、ずっと入れてしまうような、でもちゃんとビシッと整う水温。
いざ露天風呂の外気浴スペースにいくと、もう刺青親父と息子らしき人が2席独占しており、外気浴ができない状態。
僕の前の人はしょうがなく、ギリシャの石像のような難しい体勢で露天風呂の淵をなんとか座り外気浴しはじめ、僕もそれに倣って逆側のさらに狭い淵を新体操のような絶妙なバランス感覚で座り、バランスを保ちながらととのいタイムに入る。
一向に刺青親父と息子は会話が終わらず、どうやら2週間後にオーストラリアに5ヶ月留学に行くようだが、とにかくずっと喋っている。井戸端会議ならぬ、露天風呂端会議状態。
僕ともう1人の人は呆れて、絶妙な淵から降り立ち、2ターン目のサ室へと向かう。
そして、ついに運良く2ターン目は流石に永遠と喋る親子は露天風呂の外気浴椅子からいなくなっており、ととのい椅子に着席。
最高すぎた。仕事の考えごとも進み、目の前には露天風呂が広がる贅沢な空間でととのいを終える。
少し冷えた体を温めるために露天風呂に入り、身体を清めて退室。
総じて「観音湯」は最高だった。
強いていうならば、人気銭湯にありがちな需要と供給があってない感じなので、適切な時間はいつなのかをPDCA回していく必要がありそう。ぜひまた大黒湯と交互に活用していきたい。
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