天空のアジト マルシンスパ
温浴施設 - 東京都 渋谷区
温浴施設 - 東京都 渋谷区
日曜日の夕方。笹塚まで楽しみな気持ちでバスに揺られながらたどり着き、フロントで手続きをすませ、ロッカーでマルシンユニフォームに着替える。
風呂場に行く道すがら、ふと休憩室を覗くと驚きの光景に出くわす。タバコの煙に包まれた人がわんさかいて、とにかくカオスという言葉が似合った風景が目に飛び込んできた。
そして階段を登って、小さい棚に服を丸めて入れて浴室に足を運ぶと、また驚きの光景が目に飛び込んできた。
とにかく狭い。人の数に対する風呂の大きさがここまで合ってない風呂は見たことがない。ベストオブ狭さ。
シャワーのお湯を被り、白い濁り湯の入った狭い浴槽へ。
2人はいるのがやっとの大きさで、なんとかつめれば3人入れるという狭さ。
湯の温度は申し分なく、外の寒さを温めてはくれたがゆっくりと長湯はできない。
そして、いよいよサウナ室へ。あけるとこれまたびっくり。とにかく狭い。
手前は2人座ることができ、そして奥には2段になっているところに3人ずつ座る形で6人座れるスペースがある。
つまり合計8人しか入らないとにかく狭い聖地。セルフロウリュが売りのこのサウナ室で誰もセルフでロウリュしようとする人もいない。
さらに、サウナ室の中に立ち見客がいたり、サウナ室の外にも立ち見客がいて、座ってるこちらは落ち着けないし、前段に座ると後段の人から「すいません、おります」というコミュニケーションが発生し、都度どかなくてはならないので、とにかく落ち着かない環境で整わないサウナしなければならない。
この環境下においては、珍しく背もたれのある2人座れる手前スペースの方が落ち着いてサウナできるので、空いていればこちらをオススメする。
ただし、聖地なので良いところもいくつかある。
まず、なぜか水風呂は結構広い。水温も冷たすぎずで落ち着いて整えることができる。
そして、とにかくいいのがプラスチック製の白いリクライニング椅子。
2つしかないのが難点だが、高さやもたれ具合が最高。水風呂の後に、窓のほうを見ながらもたれかかって最高の賢者タイムを過ごせる。
また、随所に古さや清掃の不届きさが見られるという点が気になった。もちろん清掃員も浴室に入ってくるが、これだけの人の多さで人の入れ替えも激しいので水回りが綺麗ではない状況がつづいてしまう。天空のアジトというロケーションだったり、セルフロウリュだったりといったサウナーを引きつけるコンセプトは維持しつつ、ぜひ広いところに移転して欲しい。
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