第二喜多乃湯
銭湯 - 東京都 東久留米市
銭湯 - 東京都 東久留米市
旅から帰ってきてからずっと喜多乃湯の水風呂を欲していた。知名度で湯らっくすの水風呂に勝てるわけがない、芸能人から地元のお年寄りまで楽しむあそこの水風呂は本当に素晴らしい。だからといって喜多乃湯の水風呂が負けているのか、いやそんなことはないと思う。地元民として、童の頃からこの地で生きてきた身としては身体に馴染むことの重要性を掲げたい。
相変わらずのサウナ、久しぶりに入ることで分かる妙に汗をかくこのサウナ。中村浴場のような刺すような熱さではなく、対流式のような温度差も感じない。全身隈なく熱く息苦しさも皆無である。体感としては100-110℃程度だが、サウナハットをしなくても脳味噌だけ先に茹るような感覚も無く、限界が来た時には全身に満遍なく熱が伝わっている。この設定の良さは本当に謎だ。
そして水風呂である。個人的には立ちシャワーで水を浴びるのが好き、なぜなら水風呂のすぐ近くにカランがあるからだ。井戸水のため夏でもキンキンに冷えている。冬の間はチラーは動かしてないと番頭さんが話していたが、この時期はどうなのだろう。
入ってすぐ分かる水の良い匂い。濾過なし塩素なし掛け流しの3連単、理想の水風呂である。耳まで水風呂に浸かるとバイブラのポコポコとした音が大脳新皮質に浸透する。目を瞑ると蛇口の奥の暗い世界へ身を投じる事が出来る。地下を抜け水脈を辿り南沢辺りで一瞬空気を吸い込んだら、一気に秩父の山の奥まで駆け昇るのだ。その時精神は山々と一体化して何千億年とかかる旅の一部を感じ取ることが出来る。
気がついたら閉店ギリギリまで水風呂に入っていた。夏は暑いからと家のシャワーで我慢していた昨日の私にはもう戻れない。
あゝ第二喜多乃湯よ、永遠に永遠に…
近くに安いコインパーキングを見つけて先輩とGO。甘じょっぱくてご飯似合う!これは美味いなぁ…
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