サウナ歌人 北詰至

2021.12.14

1回目の訪問

サウナ飯

サウナ短歌
「午下(ごか)の湯は金に染まりて春を待つ すやり霞のたなびきたりて」

浴室は、黄金色に輝いていた。内装が成金趣味だったわけではない。お湯が黄金色だったのだ。朝日湯源泉という名前から分かるとおり、朝日湯源泉ゆいるでは黄色味をおびた天然温泉を使用している。よく効きそうな黄金色の温泉が、窓から差し込む午後の日差しを受けて、より一層まぶしく輝いていた。外はダウンコートを着こむほど寒いのに、この場にだけ春が来たかのようだった。

黄金色のお湯からは、白い湯気が立ちのぼり、外気浴スペースから吹き込んでくる風にたなびいていた。湯船一面を覆う湯気は、お湯の色と相まってすやり霞のようだ。すやり霞は、絵巻物などに描かれる金色の雲のようなもやのことを指す。すやり霞の下には風景や人の営みが描かれ、斜め俯瞰の構図になっていることが多い。絵巻物は、まるで天から下界を見下ろす神様のような視点で描かれる。

湯船に浸かりながら、目の前に広がる絵巻物のような光景を眺めた。神様の気分だ。春を思わせるあたたかさの中で、崇高な気分を味わった。

……続きはブログで
http://kitazumeitaru.tokyo/sauna/2367/

昭和ぷりん

サウナ飯 supported by のんあるサ飯

  • サウナ温度 102℃
  • 水風呂温度 14℃
0
7

このサ活が気に入ったらトントゥをおくってみよう

トントゥをおくる

トントゥとは?

ログインするといいねや
コメントすることができます

すでに会員の方はこちら

サウナグッズ

アプリでサウナ探しが
もっと便利に!

サウナマップ、営業中サウナの検索など、
アプリ限定の機能が盛りだくさん!