湯めごこち 南郷の湯
温浴施設 - 北海道 札幌市
温浴施設 - 北海道 札幌市
久しぶりのホーム
決して蔑ろにしていた訳ではない
きちんとした理由がある。
南郷の湯はシャンプー等の備え付けが無い。
そこで私は毎回トラベルセットを持っていく、カゴに色々入れて行くのが煩わしいからだ。
トラベルセットはコンパクトで良い。
必要最低限でスタイリッシュなミニマリストを装う事が出来るのだが、帰る時には本物のミニマリストになってしまう。
帰路につき、荷物の整理をしてもトラベルセットは探しても探しても見つからない。
向かいのホーム、路地裏の窓
交差点でも、夢の中でも、
明け方の街、桜木町で
旅先の店、新聞の隅
急行待ちの踏み切りあたり
そんなとこにあるはずもないのに
つまり、置き忘れてしまうというわけだ。
それがここ最近立て続けに起きた。
普段なら間違いなくこんなことにならない。
最早これは神隠しなのではないか。
あれだけ意識してて忘れるとは訳がわからない、もういい加減にしてくれ
たしかにサウナ後は正常じゃない。
そうだとしてもだ
実際に帽子や腕時計も忘れた事もある。
情けない、本当に情けない。
気持ちが萎えてしょうがない、興醒めもいいとこだ。
私は自分を責め、八つ当たりし、触るもの皆傷つけた。
私のハートはギザギザしていた。
そんなハートでホームに帰るのは失礼だと思い、なかなか来れてなかった。
シャンプー等が備え付けてある施設に逃げていたのだ。
そして今日満を持して私は新しいトラベルセットを携え、ホームへ。
ン゛ギモヂィィィィ!
全く嫌になる。
それまで激萎えしてた私のハートを鷲掴みしたと思いきやジャーマンスープレックスをかますなんて。
私の心の中の毒が裏返り奇蹟が起こった
やはりホームが大好きだ。
南郷の湯の従業員様、いつも忘れ物の処分お手数をおかけして大変申し訳ありません。
私にOne more time, One more chanceを下さい。
今後は同じ事を繰り返さぬよう自身を律して参りたいと思います。
あら遭遇してたかも!
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