サウナの梅湯
銭湯 - 京都府 京都市
銭湯 - 京都府 京都市
関西サウナ旅二日目。京都。
午後三時頃、念願の梅湯に訪問した。
実は一年ほど前にも関西へサウナを主な目的とした旅行をしたのだが、その旅行で京都を訪れたのは木曜日で、梅湯は定休日だった。そのため、今回は念願の訪問となったのだ。
地方の銭湯サウナはあまり経験がなく、緊張した。
それに外観のオーラも凄い。朝に平等院で観た彫刻の数々と引けをとらない。
入るときは自然と息を止めていたが、番台の方はフレンドリーで、脱衣室もなんだか懐かしい感じ。
浴室はマナーや案内が可愛らしいイラストと共に説明されていたり、水風呂の端にはスタッフルーム?へと続く橋がかけられていたり、かなりユニーク。
サウナはなかなか暑めだが、カラカラではなく、程よく湿度がある感じ。サ道で観たとおり、壁の一面はガラス張りとなっていて、浴室を見渡すことができる。
心地よい熱に暖められながら、地元の人々の日常の営みを眺めるのは、なぜだか落ち着く。
唯一前情報と違ったのはサ室のBGM。サ道ではジャズが流れていたが、私が入ったときはなぜかSF映画の不穏なシーンで流れてそうな
ダーク系のアンビエント。お前たちはサウナというスターシップに乗って整いへの旅に立つこととなるのだ、という梅湯からのメッセージか?
イエス、マイ・マスターと言わんばかりに汗だくになった体を流し、水風呂に浸かる。
これがなかなかに冷たい。水を高いところから滝のかたちを取って掛け流しており、つねに水流が発生しているからだろうか。かなり気持ち良い。
そして休憩。梅湯にはこれといった休憩スペースはない。各々が休める場所を見つけていくスタイル。
私はカランの前にある洗い場用のイスに腰を下ろす。その途端に押し寄せる快感。
背もたれもなく、外気もない、サウナの休憩としてはかなり要素を削ぎ落とした状態のはずなのに、ここまで気持ち良くなれるなんて。
たくさんの感動と共に私は船を降りた。フロントにて販売されていたサウナの梅田タオルと共に。
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