小松湯
銭湯 - 神奈川県 川崎市
銭湯 - 神奈川県 川崎市
お母さん、いい加減あなたの顔を忘れてしまいそうである。
白髪。
しばらくぶりに見る母はずいぶんと変わってしまっていた。
『今日ばぁちゃん家行く』
坊主が珍しく誘ってきた。
顔を出さない罪悪感と色々な事で腰は重いが、いかざる得ない・・・。
親父と兄。
蝋燭に火を点け、線香を翳す。
昇る煙。
顔を出さない事を咎める事なくツマミと酒、これでもかというほど出してくる。
季節外れのお年玉。
多分、正月そのまましまいこんで引き出しに入れていたであろうお年玉。
坊主は季節外れのお年玉をもらうと寝てしまった。
お袋と二人きりに耐えられず風呂屋へ。
サ室の温度計
120度
体感
98度
水風呂
体感
14度
輻射熱で汗が流れ落ちる。
目から汗なのかわからないものが伝う・・・。
身体中の水分を流してしまいたかった・・・。
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