スパメッツァ おおたか 竜泉寺の湯
温浴施設 - 千葉県 流山市
温浴施設 - 千葉県 流山市
スパメッツァに足を踏み入れた瞬間、私はここが「人生の救済の地」であると感じた。これから浴びる蒸気の波に、頭が既に茹で上がっていたからそんなことを思うのかも知れない
**サウナ室**
室内は、広くて心地よく、外の世界の喧騒が遠い昔のことのように思える。入っていきなりマライア・キャリーのクリスマスソングが流れ、強烈なロウリュが始まる。いきなりのその熱気に面食らい、私はただじっと座っていることしか出来なかった。それが「デトックス」なのか、それともただ単に生きる干物として疲労を逆に濃縮していたのかわからない。熱気はとても強烈で熱いのが好きな人には刺さるだろう。
**水風呂**
次に水風呂。いや、「水の刑」と呼ぶべきか。入った瞬間、人生の決断を全て後悔する。けれども、しばらくすると身体が慣れてきて、「あれ、意外と気持ちいいかも?」と錯覚する。この体験はまさに人生そのもの。辛いことも、慣れると意外とやっていける、そんな教訓を与えてくれる。ありがとう、水風呂。スパメッツァの水風呂はとても深いのが特徴で、立ったまで肩まで浸かれる。ガンジスの沐浴のように。
**外気浴**
外気浴エリアに横たわると、空を見上げて「ああ、今この瞬間だけが現実なのかもしれない」と感じる。いや、感じざるを得ない。頭上には広がる青空、耳元には風のささやき。人生の意味なんて深く考えなくていい。だって、今ここにいるんだから。どこかアンニュイな空気感の中で、私はただ、存在そのものを享受していた。
**まとめ**
スパメッツァおおたかの森のサウナは、単なる施設ではない。それは、人生の縮図であり、少し汗臭い哲学の場である。「癒されたい」という軽い気持ちで訪れたはずが、気づけば自分探しの旅に出ていた。この場所は、あなたにただ汗を流させるだけでなく、時には自分の心と向き合わせる魔力がある。
行くかどうか迷っている?そうだな…迷う暇があったら、とりあえずタオル持って行け。それだけで十分だ。
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