SAI O

2021.05.05

1回目の訪問

サウナの素晴らしさを知った日。

研究活動のため2年間のうち春夏合計8ヶ月滞在した間にトータルでならすと3日に1回のペースでお世話になった。

当時の記憶をこれ以上失わぬよう、ここに記す。

ほぼ毎日雨か曇りで5月に入っても寒いままの気候の中、野外で長時間の活動など初めてのことだらけの生活で疲れきっていた状態だった。

熱々の硫酸塩泉で体を温め、サウナへ。

後に他の場所を経験して気づいたのだがサウナは熱め。温度計は90℃ちょいだが体感はもっと高い。

6~7人キャパの狭いスペースで十分に温まることができる。
TVのリモコンが熱くて触れず、ボタンを押しても反応が鈍かった。

砂時計の変化を見届けるのも趣深い。

水風呂は普通のものと温度が高めの子供風呂があり、段階的に入ることができる。

フルフラットのチェアでは全身にじんわりと快感が伝わり、まるで夢の中にいるよう。私は生きがいを見つけた。

月日は過ぎ、2023年の秋頃は首都圏のサウナを週1ペースで訪れるようになった。

聖地と呼ばれる静岡のサウナの休憩スペースにてこの文章を書いている。

この衝動的な初体験バイアスがかかっているせいか、これ以降のサウナでニュー幸林を越えた存在に出会えていない。

当時は心身を酷使した状況の中での拠り所だったからこそなのかもしれない。

心からの感謝を伝えたいと思いホテルマンの方に宿帳はないかと尋ねたがそのようなものはありませんと言われた。

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